たった一人のエール

もうこんな時間になる 冷たかった太陽も僕を染める
脱ぎかけたシャツの中で 強がりが溶けていくんだ
当てのない仕事に追われ 流行の暮らしに迷い
やりかけの夢がそっと 淋しげにこっちを見たんだ

僕だけの傷も 君だけの過去も
いつか消え去ると 嘘を重ねれば
信じてきた自分でさえ 信じられなくなってる
それでも追いかけてみるよ そこに未来があるかぎり

どうしたって僕は どうしようもなく不器用に生きているんだ
悔やんでぶつかって ダメになって気付くんだ
家族、友、自分、人に触れてこそ 本当の優しさを知る
風に迷い いつもつまずいて だけど明日へ生きていくんだ
愛する喜びを それを知ったならば
優しくなれるさ 一人じゃないから

小さなテレビの向こう やけに幸せそうだなって思う
胸を刺す葛藤と 向き合う日々の繰り返しなんだ

窓から射し込む 夜明けの光たち
まだ咲き願う 銀銭の花びら
一人だけで一人きりで それだけは真実
大丈夫さ怖くはない そばにあなたがいるかぎり

どうしたって僕は どうしようもなく強がって生きているんだ
求めて繋がって 一つになってわかるんだ
過去、未来、現在、そしてあなたこそ 僕の力に変わる
空に誓って そして立ち止まって だけど明日へ生きていくんだ
どこまでだって行ける そう思えたなら
強くなれるさ まだやれるから

どうしたって僕ら どうしようもなく不器用に生きているんだ
愛して愛されて 一つになって気付くんだ
家族、友、自分、人に触れてこそ 本当の優しさを知る
空に誓って そして立ち止まって だけど明日へ生きていくんだ
どこまでだって行ける そう思うだけで
強くなれるさ 一人じゃないんだな…
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