傾奇者恋歌

傾(かぶ)け 傾け 傾くが花よ 滾(たぎ)る慕情(こころ)は あーつき果てぬ
熱き漢(おとこ)よ 花の慶次

睦月皐月やれ神無月 惚れた女(ひと)を守り抜く
瞼に浮かんだ 一輪の 愛しき野菊を 抱いて行く

決して叶わぬ 恋なれど 嘘はつけない この真胸
貫き通す 恋心

傾(かぶ)け 傾け 傾いて散って 女(ひと)に微笑(えみ)だけ あー残し行く
散るもあっぱれ それが慶次

蓮華 牡丹 撫子桜 大和花に 身を捧ぐ
荒ぶる戦を 恐れずに 麗し女子(おなご)を 守るため

燦(きら)めく姿 一目見て しかと感じた 運命(さだめ)なら
燃えて舞います 恋の歌

傾(かぶ)け 傾け 命の限り 滾(たぎ)る慕情(こころ)は あーつき果てぬ
艶やか恋路を 咲かせ慶次

傾(かぶ)け 傾け 傾くが花よ 女(ひと)に微笑(えみ)だけ あー残し行く
熱き漢(おとこ)よ 花の慶次
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