星に花、灰色の雨

ああ 氷の海 溺れた鳥のように
静けさの 波に沈んで 君を想う

星を見つけたと思った
それは何よりもきれいで
僕はまるで 罠に落ちたみたいに
何度でも 口づけしたんだ

灰色の雨 濡れても濡れても
温もりは 僕から消え去ることなく
君の甘い面影に 花を敷き詰めて
朽ちてゆける日まで 目を閉じる

ああ 夜の森に 漂う雲の影に
身を捧げ このままそっと溶けてしまえたら

溢れる光 眩しくて
奇跡さえも 信じられた
僕は全てを 欲しがる子供みたいに
何度でも 君を抱いたんだ

飲み込んだ砂 少しずつ少しずつ
枯れていく胸で 祈りは尽きて
君の甘い面影に 花を敷き詰めて
朽ちてゆける日まで 目を閉じる

灰色の雨 濡れても濡れても
温もりは 僕から消え去ることなく
君の甘い面影に 花を敷き詰めて
朽ちてゆける日まで 目を閉じる
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