右の泪

「僕の為に君がここにいるの、
君の為に僕がここにいるの。」
「僕の前だけで泣いて、
だから僕の知らないところでは泣かないで。」

いつの日からだろう…
私の右は悲しさと淋しさで壊れ始めた
窮屈な心がとても痛くて 流れ出るのは左ばかりで

ねぇ ワタシノカコガ
アナタノキレイナココロヲ ヨゴシテシマイソウデ

出会った日を覚えてる? 月が無い夜よ
忘れないで いつまでもあの夜を
壊れぬように 落とさぬように 大事にするから
私だけに 私だけに見せてほしい その心をあずけて

手を繋いで ゆっくりと雲を眺めて
やさしい目で やさしい手で やさしい言葉で
壊れたはずの右の心 治してくれたの
×