おんな次郎長

生まれ浪花の 八百八橋
水の都と 発します
娘ざかりを 上から下へ
意地と度胸の 流れ舟
オット・トッ・ト
すみからすみまで 真平御免
わてが ご存知 おんな次郎長や

軒は借すけど 母屋は貸さぬ
けちな料簡 中之島
人の弱味に つけこむような
悪にゃとことん 張る命
オット・トッ・ト
すみからすみまで 真平御免
わてが ご存知 おんな次郎長や

義理と人情 袖にはできぬ
枯れた銀杏も 実を残す
胸の晒しに こぼれる紅に
風もはじらう 花えくぼ
オット・トッ・ト
すみからすみまで 真平御免
わてが ご存知 おんな次郎長や
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