少年

幼ない頃は 明日のことなんか
何も見えない 遠い夢の彼方
心の中に小さなモノサシを持ちはじめたのは
友達が昨日よりまぶしく見えた日から

誰もが一人で生まれて 一人で死んでゆく
これじゃ淋しすぎるよね
この世でただ一人の
君は、君のことを大切にして…

すさんだ心を誰にぶつけても
君の心の方が傷つくだけ
暮れかけた空 放課後の屋上で
「オトナなんかになりたくない」
「帰りたくない」あの子はつぶやいた

どんな悪い子だって すばらしい物を
きっと持ってる筈だよ
今はうもれてるだけ
君を、君のことを信じていいね…

誰もが通るこの時を 青春と言うならば
君が作った箱の中でもがいていないで
君は君の道を走りつづけて、
走りつづけて、走りつづけて…
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