一期一会

明日がそこまで来ているから
慣れないけど握手をしよう
今までのことは全て水に流して

箱船は心の海の上
風に帆をはらませて進む
積み荷からこぼれてくる 思い出乗せて

のどかな歌声は 土の下で伸びて
いつの日も変わらない 情熱に続いてく

今 離れてゆく 今日の友のために
呼び覚ますものから 呼びかける方へと
夢のほとりから かけ出してゆく

人はいつもとどまらないもの
出会いと別れの狭間から
紡ぎ出す糸と糸を つなぎ合わせて

先ゆくあこがれの 背中は遠すぎて
いつの日も変わらない 情熱は続いてく

今 答えはない 明日の友のために
語りつくせばまた 呼び覚ますものがある
時はいつまでも 青春のまま

今 夜が溶けて 長い帳りをあけ
終わりゆくものから 生まれゆくものへと

今 離れてゆく 今日の友のために
呼び覚ますものから 呼びかける方へと
夢のほとりから かけ出してゆく
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