マテンロウ

ショーウィンドウの隅 僕を見ていた
人波を抜けて 一人 立ち止まった

艶やかに着飾ったマネキンは
どこか寂しげで
「お前と一緒さ」
聞こえた気がした

摩天楼の風が ここに届いて
少しだけ僕は流された
今夜も君を想うよ
Missing You…
だけどまだ 君の眠る場所へは帰れない

ガラス越し 街を眺めているだけ
そんな居場所さえ 僕は見つけられない

ただ前に進もうと 捨ててきた荷物
その中に 行き先の地図 入っていたのかな

摩天楼の影が 道を隠して
また少し僕を迷わせた
それでも君を想うよ
Missing You…
変わりゆく僕を 君は今でも愛せるかい?

描いていた夢に たどり着くまで
歩き続けなきゃ この街で

摩天楼の風が ここに届いて
落ちかけた涙 乾かした
今夜も君を想うよ
Missing You…
だけどまだ 君の眠る場所へは帰らない
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