Flower

もう戻れなくて 取り戻せなくて
失ったものが 余りにも多すぎて
季節外れの雪を掴んで 空にばらまいた

オマエの零した涙が 粉雪に変わってゆく
気まぐれなその微笑みに ただ触れたくて

許されはしない 罪を繰り返して
たとえ地獄に堕ち この躯を焼かれても
微笑みをくれる オマエがいればいい

生まれ変わるなら寄り添う花に

ただ奪い合ってた 憎しみ合ってた
あの時代の 片隅で泣いてた
名もないオレには ただ眩しすぎる花でした

オマエの残した言葉が 今も胸に募る
「未来のない世界などない…」と
微笑んで

一人で眠れない 夜はまた訪れ
たとえただ空しい 結末が待ってても
オマエがいればいい ただそれだけでいい

生まれ変わるなら寄り添う花に

一人残され 涙は枯れ果て…
無情に季節は 変わり続ける

思い出に しがみついても
あの頃には 戻れなくて
終わり無き 哀しみ重ねて

大地は果てしなく すべては美しく
オマエが目を閉じた 季節は過ぎてゆく
哀しみは今も 消えはしないけれど
想い焦がれていた 世界が始まる

哀しみの果てに やっと見つけた
オマエという名の 花を抱きしめた
やるせないほどに 愛が零れて逝く

生まれ変わるならオマエのそばに
You are the irreplaceable flower.
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