きみを想う

はじめてのくちづけ いまも残る香り
覚めない夢をまだ 見続けてるのだろうか
いつか過ごした街 僕を呼ぶまなざし
探していたものは めぐり逢えたのだろうか

きみと見た夜空 青いままなのに
さみしさは なぜ 報われない

想い出に許されて 揺れる面影
抱きしめる この胸に 星が流れる
いつまでもそばにある 甘いため息
ふれるもの 見るものに きみを想う

名前が変わる店 使わなくなる駅
時は何処へ君を 運んでゆくのだろうか

ひとり聴く風の 静かなささやき
ときめきは なぜ 帰ってこない

ほほえみに癒されて眠った夜は
なによりも美しい月が 漂う
いつまでも変わらない熱いぬくもり
冬の日も 夏の日も きみを想う

哀しくて 苦しくて つらかった日々も
ふりかえる あの空に 輝くのなら
傷ついたことさえも忘れるような
幸せが きみの手に あればいい

想い出に許されて 揺れる面影
抱きしめる この胸に 星が流れる

いつまでもそばにある 甘いため息
ふれるもの 見るものに きみを想う
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