君の中へ

体中が 指先のようだよ
感じてる 肌色の夢

君のくちびるが 乾いてるなら
僕のキスで 潤してあげるから

忘れたくないと 一つ一つの
仕草を胸に焼きつける けれど
やがて朝は来て 季節はめぐり
いつか死別(わかれ)は 訪れてしまうから

君の中へ… 君の中へと
滑りこんでゆく 僕の命
来世 君が男で 僕が女だとしても
変わらぬ想いで
この夜と同じように
清らかに強く 抱きしめあうのさ

目に見えない 傷跡に触れて
なぞるように 眠れるように

誰にも言えない 僕だけの言葉で
限りない 愛を伝えよう

失いたくないと 瞳閉じて
何度も名前呼び合えば ごらん
少し欠けていた 窓の月が
満ちてゆくだろう 満たされてゆくよ ホラ

君の中へ… 君の中へと
滑りこんでゆく 僕の命
まるで君は 孤独な光 僕は包む影
求めあう二人
この夜の月のように
新しい世界を 照らしだすのさ
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