1995

君の眼が好きで ただのそれだけで
あの日 僕達は 裸足で飛び出した
いつか見た海へ やせた肩抱いて
すり減った二人は 何処かそう似ていて

「何もかもを 捨てれるさ」なんて 云って
約束した あのバスに乗って

短い前髪や ほくろや傷の跡
さびたこの町で 今も思い出す
あの日雨の中 君は僕を見て
冷えた手を握り 何かを云いかけて

「変わらないでいられるさ」なんて 云って
身体だけが 繋いでた 様で

I'M LOST MY NAME
×