音の響き

白い雲がわきあがる
痛いほどの青空に
すべてのものが燃え立つ昼に
息をひそめきらめいている
子供たちの遊ぶ声
遠く空にこだまする

坂の下に続いてる
白く光るジャリの道
笑いながら肩ならべ歩き
夢み ひとみ輝かせていた
通いなれた昔より
狭く見える通学路

長い休みに入って
誰もいない校舎は
二度と旅をすることのない
老い人の背中のように
何もいわずだまって
やせた体ささえてる

いつか空はあかね色
白いカーテンが染まる
はなればなれになった友よ
どこで悩み傷ついているの
君はいまも夢を追い続けていて
くれるかしら
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