おやすみ

あの角 右に曲がればそこに君がいたんだ
ごめん いつだって遅れてばかりだったね、私

待たせる時間だけ 想われてる気がした
目を閉じて浮かぶのは あの頃の待ち合わせ

黙り込む携帯にはもう慣れたのに なぜ眠れない
打ち合った「おやすみ」の四文字 あの恋に届いて…

普通にしてるよ 薄情なくらい見た目には
でも左胸の奥あたりが 時々痛い

一目で恋に堕ちても 一瞬じゃなくせない
思い出 毛布のように私をつつむから

黙れずに傷つけた言葉も 本気だから出てしまった言葉
「さよなら」より「おやすみ」にしておいて 会えないなら尚更

黙り込む携帯にはもう慣れたのに なぜ眠れない
打ち合った「おやすみ」の四文字 あの恋に届いて…
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