6階の少女
誰かが撃つから また サイレンが鳴るぜ ベランダの向こう
赫いライトが遠くに消える
わたしの部屋は6階 ベルトゆるめたままのジーパンいつも
ぶったおれるまで 眠らないの だってもったいないから
わたしの部屋が鳴って 6階はひとりって
BEATが感傷するよ 都市の騒(さわ)やかも聞こえてくるよ
色でいうなら花みどり
わたしの夜はひとり わたしの部屋にひとり
もう あいまいにホレたりしないと思うわたし
虚(うつ)ってる都市に躁状態突入中の男女がいっぱい
HAKATAから4時間ニューヨークから100万km
時と距離、風景にぼんやりとつながるわたし今日も
部屋ってる 夜ってる 笑ってる ひとりってる
部屋ってる 夜ってる 笑ってる ひとりってる
絶交した男子の残像 あんまりはっきりしていない
部屋ん中に5時半の赫いろが差し込んで わたしの頬を染めるとき
白黒まみれの混凝土(コンクリート)はベランダの向こうに笑いながらいっぱい
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