夏影

ふたりぶんの青空を
君は手で囲った
陽の匂いのする草を
僕は手に結んだ

風を背に今、僕らが走り抜けたよ
あの大空 目指してた

遠くへ 遠くへ

越えてゆく遙か夏も
渡る川の流れも
いつか変わって いつか忘れて
同じ思い守れずいる

ふたりぶんの青空に
飛行機雲 とばした

笑ってる子供たちの
手には虫かご あの思い出

越えてゆく遙か夢も
流る川のほとりを
いつもひとりで いつも歩いた
今は違う途を

遠くなる遙か夏よ
流る川の町で
僕ら遊んだ 僕ら生きてた

今も覚えてる
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