caress

ゆっくりと明けていく空 冷たい朝の空気に
心の中 すきとおっていく

誰もまだいない街並 小さな鳥達が ほら
生まれたばかりの今日を祝う

もう気付いていた 君の声が 伝えていることの そのわけを
失くしかけた言葉にただ 満たされて おぼれかけてる

空の色溶ける唇 小さく息をはく その向こうに
ボンヤリ君が見えた

一人きり 扉を叩く日々 泣くのはやめて

もう忘れていた いつか聞いたあの歌もなつかしい
季節も いつの間にか よみがえっていく
もう気付いていた 君の声が 伝えていることの そのわけを

失くしかけた言葉にただ 満たされていく その瞬間に
朝の香りが眠りを誘う
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