土に還(かえ)るまで

誰もいなくなった この地球の上で
ただあなたと二人 生きてみたいな
粗末な小屋建てて 野原に麦をまき
羊の毛を編んで 着せてあげるの

うれしいその時は 笑いころげ 叫び
悲しみには胸が 裂けるほど泣き
生まれた子供には あなたの名をつけて
ある日森の果てに 旅立たせるの

あなたと年老いて あなたと共に死に
腕をからめたまま 土に還る
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