milk tea

あいまいな言葉 ティーカップに浮かべ
飲んでいた 少し憂鬱だな
大体の事は 聞いたって顔して
待っていた 帰る口実と切り出すキッカケを

しばらくすると オレンジ色空
時間を気にし始める

もうこのまま消えないで
夏のせいにして出遅れた月は
どうせなら出なくていい
叶いそうも無い事は
夕陽と混ざって夜に押し出される

しばらくすると むらさきの空
夜さえ君を後押し
ワルモノの月 怖くないからね
夕方の空は 思ったより弱虫

もうこのまま消えないで
夏のせいにして出遅れた月は
どうせなら出なくていい
叶いそうも無いことを決めつけていたね
ほらごらん
「暗くなったけど大丈夫だよ」

残ったままのミルクティー
誰かのせいにして出遅れた言葉は
どうせなら言えなくていい
このまま離れずに
飲み干さないように
時間が止まったように

ほらまだ
帰れない
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