漂うままに

人生はまどろみの旅
水先案内 ないままに
手探りで 歩きはじめる
風の轍が 聞こえる

人生はさすらいの旅
暗闇の海に 舟を漕ぐ
身を任せ ゆらゆらと
星の様に 流れてく

何処までも 渇き癒せぬ
流浪いを 続けるのか……
追うものは いつも幻
求めると 消えてゆく 泡のように

星降る夜の街 冬空を仰いで
そっと一人 溜め息つく
人生 全て 旅なのか
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