星砂

歩き慣れていた帰り道
昨日の風が吹いていたよ
波の囁く声

無邪気な
通り雨は過ぎてゆき
夕焼けに伸びる影
消えていく笑い声を
眺めていたら
残されていた

わったーぬ島唄
唄い続ける
広い砂の上輝く
星になれたら
傍にいてほしい
その日までこの唄
道連れに

この街とお別れ
決めた日は
時間を止めて
しまいたかった
嘘はつけない

今僕を

通り過ぎてる夜風も
届きそうな月も
何一つ変わらないから
離れていても
一緒にいよう

わったーぬ島唄
唄い続ける
手にした希望や寂しさを
越えた分だけ
答えはあるから
恐れないでいよう
この先を

見失ってしまいそうな
毎日の中で
傍にいると思えるから
笑って思い出す
僕らの道を

でーじ辛いと君に呟やく
聞き慣れた方言(ことば)で
前を向き
「なんくるないさ」って
君が言うから僕は信じている

わったーぬ島唄
唄い続ける
広い砂の上輝く
星になれたら
傍にいてほしい
忘れないでいて
夏の日を

la la la la la ...
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