ROSA

飾られた言葉じゃきみは笑わない
試すような瞳は目覚めを待ってる

いっそ二人ここで ぬくもり分けて
花開く時まで眠りについて

脳裏に焼きつく素顔のきみに
会いたくて鍵を探して
手応えのないまま つぼみを愛でて
甘い刺に溺れる

造られた世界じゃきみは咲けない
諭すように唱って変化を待ってる

幾重にも連ねた秘密をあばき
咲かせてみせるから 心を解いて

鼓膜を揺さぶる罪深い声
聞きたくて鍵を探して
満たされないまま つぼみを撫でて
華奢な蔦に巻かれる

記憶を塗りかえ心を奪う
きみだからまた会いたくて
報われないまま くちづけをして
いばらの道さまよう

その香りで誘って惑わすきみに
会いたくて ねぇ 会いたいよ
強く抱いた 罪なほど赤い花
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