祈り‐美しい星‐

傷つき 傷つけて…
人は いつも 繰り返す
争う愚かさは
誰もみな知っている

萌える花もいつの日か
時は巡り 枯れるけれど

故郷をたずねられたら
美しい星とこたえよう
哀しみをたずねられたら
幼い子供たちのことを祈ろうか

夕暮れの風の中
頬を濡らす人がいる
あなたのその胸に
夢がまだあるといい

鳥はやがて大空へ
翼広げ渡るけれど

故郷をたずねられたら
暖かい人とこたえよう
切なさをたずねられたら
名もない貝殻のことを祈ろうか

振り向くことよりも
今は先を選ぶけど
あなたの掌を
いつまでも忘れない

長い旅の後先に
愛の唄が残るならば

故郷をたずねられたら
美しい星とこたえよう
哀しみをたずねられたら
幼い子供たちのことを祈ろうか
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