かたっぽ

帰りの声が止むからと言って先に行くのを
置いてった僕の中身がない
取れた屑が集まる
夕べの工場
僕もまだ通り抜けてはない
こういった音が止んだら
遠いんだ先に行くほど
取れてった僕は中身もない
取れた屑が集まる
夕べの工場
君も僕も通り抜けてった

君とわかるとは
僕もここにいるよ
君のかたっぽの手
向こうへと繋がるのかい?
組み換えられた君と僕が
見つけた世界はまだこの工場
繋がりかけた意味と僕の
位置がずれた朝はこの先かな
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