夕べの星が見ていたよ

夕べの星が 残っているよ
上りの汽車は もう来る頃さ
一年たったら 帰ってくると
云って聞かせた 夜の道
星が 星が 星が見ていた
二人の仲さ‥‥

涙をためた あの娘のひとみ
これきり逢えぬ 二人じゃないさ
さみしいときは 夕べの星を
僕もどこかで 見ているよ
だから だから だから泣かずに
笑っておくれ

別れられずに みじかい夜が
つれなくすぎて 白々あけりゃ
夕べの星は もう消える頃
たとえ消えても 二人の
恋は 恋は 恋は消えない
また逢えるまで‥‥
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