DEPARTURE

この想いは、悲しいくらいに透き通った空
新たなスタート 見送れるのは
喜んでいい事のはずなのに…

届いた 季節の移ろい知らせる 調べ

街のざわめきや 陽だまりまで
まるで君の門出祝うようだね

もっと上手に
笑顔見せたり 話しかけたり
励ましたりできればいいのに

やっとの思いで、探した言葉

見つけたのは
「サヨナラ」の代わりに
「アリガトウ」って

旅立ちを決めた君の背中を
贈る言葉のかわリ 精一杯の微笑みで
いつでも 前を 見続ける目が
ずっと好きだったし 今も好きだから
笑ったままで

憧れや 自分自身に素直な君だから

どんな場所でも 感じたままに
何も心配はいらないんだろうな

黄昏れた街の色が
出発の時刻を告げ、

「そろそろだね」って 顔見上げ
うなずいてみたけれど 本当はね…

いつか こんな日が
来るんだろうなって、

わかっていたけど いざとなると

もう苦しくて…
「いつも そばにいて」って弱い言葉を
滲む涙と 飲み込む事くらいしか出来なくて

握りしめた手を ほどきながら
桜色した風に 涙を隠してた
いつでも 明日を 見つめる目が
ずっと好きだったし 今も好きだから
笑ったままで

誰もが 夢の途中なら
出逢いと別れの 繰り返しの中
真っ直ぐな想いを 交わしながら
少しずつ 大人になってゆくもの

旅立ちを決めた君の背中を
贈る言葉のかわリ 精一杯の微笑みで
いつでも 前を 見続ける目が
ずっと好きだったし 今も好きだから
笑ったままで

握りしめた手を ほどきながら
桜色した風に 涙を隠してた
いつでも 明日を 見つめる目が
ずっと好きだったし 今も好きだから
笑ったままで
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