さようならの紅いバラ

最後の夜だから
白いワインに
紅いバラの花を浮かべて

テーブルはさんで
向かい合って
二人は別れのグラスを重ねた

紅いバラが 枯れるまでは
さようならを 言わないでね

白い夜明けの
ひかりの中で
あなたにもらった 指輪をはずして

わたしはあなたを
送りもせずに
扉の音を 背中で聞いてた

紅いバラが 枯れるまでは
わたしのもの あなたは

紅いバラが 枯れるまでは
さよならを 言わないでね

紅いバラが 枯れるまでは
わたしのもの あなたは
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