夢の駅

パンパンパン パンパンパン
パーンと弾けて飛んで行け

明日の朝 映画を観に行こう
本当の勇気を 教えてくれる様な
帰り道には きのうまでに見た
悲しい場面を忘れてしまうように

発車のベルが鳴り 一つ駅を越えた
通り過ぎるのは 早すぎたのだろう
泣いている人が ホームで手を振った
本当のお別れの アナウンスが流れる

『お待たせしました。次の駅は
幸せばっかりの 夢の駅―。』
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