華を贈る

誰よりも誰よりも誰よりも眩しい
差し出した花束より
輝いた君の顔を また見たくて

しなやかにてきぱき 働く君
マニキュアは やめたんだね
それでも綺麗さ

「この頃少し疲れてたのね」
そう笑う瞳 変わらない

あまりにもそばにいて気付かない誰かと
比べたりしちゃだめだよ
幸せの邪魔はしない あの日決めた

一人旅気ままな胸の中に
君のこと 抱きしめてる
雄弁な僕さ

応えてくれる声が聞こえる
この淋しささえ 酬われる

誰よりも幸せにきっとなってほしい
この想い 風のように
さりげなく 季節ごとの花を贈る

誰よりも誰よりも誰よりも好きだよ
そんなこと 言えないから
一輪の赤い薔薇を 君に贈る
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