慕情

人恋し リラ冷えの季節がくれば
うす紫に こころが染まる
おもえば ささいな 事だけど
なぜかあなが 許せなかった
私にうそを つかないで
愛の深さに 意地はった
さよならは あのさよならは 間違いね
リラ冷え肌まで しみる夜
泣き酒のんでます

そう言えば 暖かい毛布のなかで
子猫のように じゃれてた二人
いまさらどうにも できないが
女ごころは 浅はかでした
別れましょうか 別れよう
背中あわせで 意地はった
あらそいは あのあらそいは 間違いね
リラ冷え泣き酒 人恋し
おねがい帰ってよ

煉瓦(れんが)の街の 雨さびし
ひとり生きると 意地はった
強がりは あの強がりは 間違いね
リラ冷え肌まで しみる夜
泣き酒のんでます
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