水曜日

ざわめきの中 君を捜して
重くなる足を ひきずりながら
空港の待合室に
君を見送る水曜日

彼に寄りそう君は花嫁
幸福という名前にふさわしく
空港の待合室で
肩をふるわせ泣いている

これでいいんだけれど
これでいいんだけれど
何故か心は沈む
それはかくせない

目の前の君は子供のような
無邪気さも消えて 輝いてみえる
空港の待合室に
君を見送る水曜日

いつのまにか時は君を変えた
素晴らしい女に君は変った
空港の待合室で
肩をふるわせ泣いている…
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