流れる

雲は流れる 流れる雲が
山に当たれば 雪になる
どこかにあるさ かならずあるさ
俺がくだけて 雪になる
男の山を さがして歩く

川は流れる 流れる川が
崖(がけ)をとびおり 竜(りゅう)になる
いつかはくるさ かならずくるさ
いのち散らして 虹を画(か)く
男の崖を 背負って生きる

時は流れる 流れる時が
石を炎(ほのお)に してくれる
その日はくるさ かならずくるさ
時をつかんで 燃えさかる
炎の明日を 信じて耐える
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