北国の白い花

二人の好きな 白い花
君ににている 白い花
別れの夜に 心こめ
やさしく僕に くれたとき
さよならも云えないで 見つめあい
ただ淋しげに していたね
なぜに二人は 逢ったのか
なぜに二人は ふりむいた

二度とは逢えない 白い花
熱い想いを ひめた花
君のにおいの する花が
僕の心を くるしめた
好きだから好きだから 夢として
指もふれずに 別れたね
花は海辺に 流そうか
砂に涙で うめようか

風が梢(こずえ)を ゆする日は
空の青さが しみるよな
北国の北国の 思い出は
好きと云えずに 消えた恋
忘れられない 白い花
忘れられない 白い花
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