終着駅の女

遠い昔は 連絡船が
凍る海峡 渡ってた
女ひとりの 終着駅は
北のさびれた 港町
あなた寒い 髪の先までも 想い出が からみつき
もしも海に この身投げたなら あ…鴎よ
いまは 過去という名の
愛に ひとりはぐれて…

長い手紙の 最後の文字が
涙にじんで 書けません
女ひとりの ホテルの窓に
遠く漁火 ゆれてます
あなた抱いて せめて面影で ひとりでは 眠れない
もしも今度 生まれ変われたら あ…鴎に
いまは 過去という名の
愛に ひとりはぐれて…

あなた寒い 髪の先までも 想い出が からみつき
もしも海に この身投げたなら あ…鴎よ
いまは 過去という名の
愛に ひとりはぐれて…
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