もう愛の歌なんて唄えない

あなたの嫁ぐ朝 始発列車に乗って
僕は青春から出来るだけ遠ざかる
年上のあなたには初めから
僕の手の届かない愛が居た
200マイルも離れた 名も知らぬ駅で降りよう
そしてむかしあなたの為 作った歌 唄おう
教会の鐘が鳴り響く頃
お別れに一度だけあなたの名を呼ぼう

花をちぎれない程 やさしい人に
恋は無理よとあの日あなたは言った
恋の上手な人たちは少し意地悪
僕の胸を吹き抜けたあなたの吐息
200マイルも離れた 名も知らぬ駅で降りたら
あなたの好きな花さえも ちぎり捨てて みせよう
列車が陽の当たる坂道を登ってく
遠くに青い海が光ってる
訳もなく涙があふれて来て
もう愛の歌なんて唄えない
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