私達のための午後

青く澄み渡った空が高いね
秋は近いとあなたがつぶやく
久し振りに腕を組んで歩いた
やっぱり秋は一人じゃない方がいいわ

きっと恋人同士と
呼ぶにはそろそろ
似合わない歳(とし)になるね
わたし達

あぁ、急にこの人なら
暮らしてみたいと思った
あぁ、こんな意外な気持ち
枯れ葉が舞う午後のせいね

あなたのくせなら誰より知ってる
もう3年もこうしているから

だけど月曜日の朝の顔だけ
あなたは一度だって見せてくれないね

きっと恋人同士を
卒業するには
ちょうどいい歳(とし)になるね
わたし達

あぁ、そばにあなたがいる
幸せ嬉しく感じて
あぁ、少し泣きたくなる
これも秋の午後のせいね

あぁ、急にこの人なら
暮らしてみたいと思った
あぁ、こんな意外な気持ち
枯れ葉が舞う午後のせいね
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