しあわせの近道

ある朝のそれは 旅先で目覚めて
少年のほほえみ 投げるあなたは
優しさにあふれて 差しのべるその手で
あどけなく 呼びかけている
駆けぬけた若き日は しあわせの近道だけを急ぐけど

愛は千年(えいえん)の 道よりも長く
生まれてくる前から きっと旅をしてきた
めぐり逢えた日も 今感じるこの瞬間(とき)も
始まりがいつも 人生だから

ある落日(とき)のそれは 旅先の黄昏れ
一枚の絵に とけこんだあなたは
追憶(おもいで)にたたずみ 懐かしい景色で
あどけなく 手まねきしている
駆けぬけた遠き日は しあわせの近道だけを残すけど

愛は千年(えいえん)の 道よりも長く
まだ見ぬ季節も きっと旅をしている
あしたの夜明けも 今感じるこの予感(とき)も
始まりがいつも 人生だから

愛は千年(えいえん)の 道よりも長く
生まれてくる前から きっと旅をしてきた
めぐり逢えた日も 今感じるこの瞬間(とき)も
始まりがいつも 人生だから
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