遠い子守唄

最終の汽車が出て行く
あなただけを連れ去って
この街に住めないなんて
わかってはいたけれど

愛しさは線路の上
どこまでも続いている

男なんて
男なんて
遠い汽笛の子守唄

薄暗い駅後にして
私だけが1人きり
待っている誰かがいると
噂で聞いていたわ

悲しみに空を見上げ
変わらない愛を想う

女なんて
女なんて
月の灯りの子守唄

“できるだけ早く帰る”と
未練だけを残されて
この胸のかすかな痛み
静かに動き出した

思い出はぬくもりの外
まだ寒い ベッドの中

男なんて
男なんて
遠い汽笛の子守唄
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