旅の酒

小林旭

旅の酒

作詞:荒木とよひさ
作曲:叶弦大
発売日:2003/11/21
この曲の表示回数:34,080回

旅の酒
純なおまえを 置き去りに俺は
北へ北へと 流れてきたが
春の襟裳は まだ寒すぎて
唇震えるよ
霧笛を背にして 飲む酒は
淋しいもんだね 酔えないもんだね
ひとり旅の酒

遠くなるほど 愛しさが募り
ブイの灯りに まぶたを濡らす
こんな自分を 初めて見たと
おまえに伝えたい
未練をまさぐる 甲羅酒
切ないもんだね 身に沁むもんだね
ひとり旅の酒

夜の波止場に 捨てられた花を
そっと拾って おまえを想う
春の釧路は 重ね着しても
暖炉が恋しいよ
慰め相手は 徳利だけ
淋しいもんだね 酔えないもんだね
ひとり旅の酒

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