つゆおく野辺に 朝は訪れ
横たわるむくろを 陽は包む
花 抱(いだ)く手を 銃に持ちかえ
何も祈らなかった 私なのに
遠く すませる耳は 翼
なぜ拍手は 満ちるのだろう
今 やさしい風の終わりに
胸を燻した 悔いと痛みが
ためらいながら 空に透けていく
何も持たずに 生まれたように
夢と同じものに 還れるなら
星 宿した 瞳の舟
もう 私は 分かちがたく
ただひとつの 歌に変わる
今 やさしい風の終わりに
横たわるむくろを 陽は包む
花 抱(いだ)く手を 銃に持ちかえ
何も祈らなかった 私なのに
遠く すませる耳は 翼
なぜ拍手は 満ちるのだろう
今 やさしい風の終わりに
胸を燻した 悔いと痛みが
ためらいながら 空に透けていく
何も持たずに 生まれたように
夢と同じものに 還れるなら
星 宿した 瞳の舟
もう 私は 分かちがたく
ただひとつの 歌に変わる
今 やさしい風の終わりに
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