天使でいたかった

甘い暴力

天使でいたかった

作詞:
作曲:文・咲
発売日:2019/09/15
この曲の表示回数:5,915回

天使でいたかった
いつでも 君にとっての天使でいたかった
絶えない 消えない 笑顔を見せられたなら
手のひらの体温で 君を傷つけたもの
憂鬱も鬱も取り囲む闇も全部溶かすんだ
君にとっての宗教 太陽でいたかった
君が寝てる時 枕元にそっと答えを
君が病める時 出口はこっちだよって
いつでも帰っておいでって

いつでも 君は僕にとっての天使だった
一日の終わり、世界(ボク)はゆっくりと死んでいく、
そして次の日の朝、君は世界(ボク)を生き返らせてくれ るんだ
君はついにこの僕(セカイ)を否定することはしなかった
絶えない笑顔が矛盾だらけのこの僕(セカイ)を優しく肯定してくれたんだ
だからね、僕はそう、自由に 自由に
自由に、人間だった

幻想や理想ばかり夢見てる僕は
どうしようもなく 限りなく
生々しく 血を吐き散らかす
汚い 汚い 人間だ
ごうごうと溢れ出る憎悪で嘘を丸く固め
燦々と輝く日常に放り投げては
何千という言葉の暴力に打たれ続けた
汚い 人間だ

君にとっての天使でいたかった
それでも君のそばにいたいと願ったの
君にとっての天使でいたかった
光に憧れることが
許されなくても 叶わなくても
願うことはやめなかった 祈りだけは離さなかった
君にとっての天使でいたかった
血を吐き この身は裂け滅びても
君という君を 護り続ける

希望や光は 永遠に見つけられない場所にかくれんぼ
苛立ちはやがて大きく深呼吸した後 心は死にました
でもそれはきっと 自分の弱さのせいで
鏡を見ることさえためらってしまう 自分の弱さのせいで
諦めにも似た ため息をついて
冷たい 冷たい機械のように また疲れ果てて 眠ってしまう
だけど 夢のその瀬戸際で それでも君の顔が浮かぶんだ
このままじゃいけないと
ここで終わっていいのかと
なんのために生きる
なんのために

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