ムギという少女がいた
背は高いけど 細く白い腕が はかなげだった
誰も彼女を認識せず
風より淡く 遠い視線のふち よぎらせただけ
まばゆい夏の空の下 つらそうな瞳で
ムギは校庭を横切る
なぜだか僕は予感した この地球という星に
似合っていない ムギのこと
いつでも僕は眺めていた
いつしかそれは 恋心に近く あわてさせた
誰もムギには声をかけず
風より淡く 遠い存在だと 忘れられた
まばゆい夏の終わる頃 僕にだけ彼女は
とても 優しい目を向けた
なぜだかとてもつらかった 愛してるのにきっと
結ばれないと わかったから
鋭い緑の葉先が 黄金色に染まり
とても 優しい風景に
僕だけ一人淋しくて 夕焼け空を見上げた
ムギが光に なったあと
背は高いけど 細く白い腕が はかなげだった
誰も彼女を認識せず
風より淡く 遠い視線のふち よぎらせただけ
まばゆい夏の空の下 つらそうな瞳で
ムギは校庭を横切る
なぜだか僕は予感した この地球という星に
似合っていない ムギのこと
いつでも僕は眺めていた
いつしかそれは 恋心に近く あわてさせた
誰もムギには声をかけず
風より淡く 遠い存在だと 忘れられた
まばゆい夏の終わる頃 僕にだけ彼女は
とても 優しい目を向けた
なぜだかとてもつらかった 愛してるのにきっと
結ばれないと わかったから
鋭い緑の葉先が 黄金色に染まり
とても 優しい風景に
僕だけ一人淋しくて 夕焼け空を見上げた
ムギが光に なったあと
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