演歌歌手によるJ-POPの歌唱(ここでは、継続的に“E-POP”と呼び、Eは「エンカ」と「良い」を掛けています)のカバー集『エンカのチカラ』は、これまで5枚が発売され、シリーズ合計4万枚を超えるスマッシュ・ヒットとなりました。(通常、演歌の企画アルバムは、シングルベストでもない限り1,000枚を超えるものは殆どありません。)しかも、その音源の多くは、過去のアルバムやシングルB面に収録され長らく廃盤として眠っていたもので、音楽ファンの方々がE-POPの素晴らしさを再発見されていて、私も凄く嬉しいです。
さらに、この発売以降、TVやラジオでも、“E-POPカバー特集”が組まれたり、CD店でもJ-POPと演歌の間に、E-POP的なセレクトでコーナー展開をされたり、と音楽の送り手の方々にも着実に広がっています。09年後半に坂本冬美さんや森進一さんなどが新録音でJ-POPをカバーしたアルバムがヒットしており、この“E-POPムーブメント”は、ますます活発になっていることが分かります。(ちなみに、私は一切関わっておらず、まさにE-POPファンの皆さんが自然に火をつけたトレンドだと思っています。)
そして、今回発売されるE-POPカバー第3弾は、これまで5枚も聞いて、やや食傷気味となり刺激が欲しい方に向けて、衝撃的なポップスの多い『エンカのチカラ・芳醇〜ワンダフル・ポップス』と、過去に取り上げた名バラードを別の歌い手がカバーした『エンカのチカラ・吟醸〜アンコール・バラード』の2枚構成となっています。
このE-POPは、その意外性にお腹を抱えながら聞いている方もあれば、その実力に唸りながら聞いている方もあり、実に様々なカタチで老若男女問わず楽しめる・・・これこそが"大衆歌"のチカラだと教えられます。聞かれた方が元気になって、世の中が明るくなればいいなと思います♪ |
WEBサイト「はてな」より転記
|
本名:臼井孝(うすいたかし)(ペンネーム:つのはず誠)
職業:音楽マーケティングアナリスト
1968年:京都府生まれ。
<理系の研究者時代>
1993年:地元国立大学大学院理学研究科修了。
1993年〜1997年:ある化学メーカーの総合研究所にて
分子科学の計算機シミュレーションに従事。
<音楽業界の会社員時代>
1997年〜2004年:中堅音楽専門広告代理店にて
調査部(のちにマーケティング部に改名してもらう)勤務
2004年〜2005年:小規模ラジオ制作会社にて
音楽事業部を設立。音楽マーケティング事業を開拓。
<そして独立>
2005年:T2U音楽研究所設立。
これとは別に、音楽CDの解説やチャートアナリストとしての執筆を
「つのはず誠」名義で2000年から日経エンタテインメント!、
CDジャーナル、共同通信社などで担当。
T2U音楽研究所オフシャルサイト
|
|
|