曲別もback numberの「クリスマスソング」が1位に輝き、ダブル首位を達成。同曲は、山下智久×石原さとみの月9ドラマ『5→9 〜私に恋したお坊さん〜』主題歌として書き下ろされた片想いウィンターソング。掲載から約1ヵ月でミリオンリリックに認定。その後もさらに閲覧数を伸ばし続け、たった2ヶ月で歌ネット初の歌詞アクセス数“400万回”の大台を突破。さらに、“歴代人気曲”の王者であったGReeeeN「キセキ」のアクセス数をも上回り、首位に君臨。尚、過去に年間で200万回以上のアクセスを獲得した楽曲はなく、伝説的な記録となりました。

■「注目の大躍進」アーティスト
2015年、大躍進したアーティストとして「三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE」と「ゲスの極み乙女。」が挙げられます。2014年に「花火」「R.Y.U.S.E.I.」といった楽曲のヒットが続き、アーティスト別で年間9位にまで躍進した「三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE」は、2015年さらに人気が上昇。アーティスト別では3位に、楽曲別では50位内に5曲のランクインがありました。また、“Yahoo!検索大賞2015”や“日本有線大賞”など2015年の各年間大賞を総なめ。彼らの勢いがさらに加速した一年となりました。

「ゲスの極み乙女。」は、アーティスト別で70位→17位へと大幅にランキングをあげています。2015年にCMソングとして起用され話題になった「私以外私じゃないの」(楽曲別12位)をきっかけに「ロマンスがありあまる」や「オトナチック」など、サビの歌詞が頭に残るキャッチーな楽曲が次々ヒット。子どもから大人まで支持が広がっており、紅白の初出場も果たしました。

■「2015年の目立った現象」
2015年は上半期、クマムシの＜あったかいんだからぁ♪＞や、SEKAI NO OWARI「Dragon Night」に由来する＜ドラゲナイ＞がトレンドとなりました。年末には流行語大賞にもノミネート。どちらも画像や動画がSNSで拡散されたことが特徴的です。また、芸能界の“結婚ラッシュ”で漂う幸せムードに加え、カップル専用アプリや歌詞画に利用しやすいラブラブソングが人気に。SNS＋アプリのユーザー増加により、ノンタイアップでも＜口コミ＞で人気が広がり、歌詞アクセス数を急上昇させた楽曲も目立ちました。miwa「夜空。feat.ハジ→」やMACO「LOVE」、井上苑子「大切な君へ」などのヒットが挙げられます。

一方で、驚異的な歌詞アクセス数を記録した曲別年間1位のback number「クリスマスソング」と、年間5位の家入レオ「君がくれた夏」はどちらも“月9ドラマ”の主題歌として話題になった楽曲です。後者は福士蒼汰×本田翼の『恋仲』に起用。回を増すごとに、若者の胸キュン度を高めていくドラマのストーリーと、主題歌の相乗効果により大ヒットとなりました。今後も、このような“ドラマ”や映画、CMのタイアップによるヒットと同時に、“SNS”でじわじわ人気を上昇させていく楽曲の誕生にも注目です。

歌ネットのアクセス数を元に作成

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