達人たちは1曲の詞を書くために、言葉を巧みに操り、その時代を象徴する言葉を探した。その言葉は多くの老若男女の心を掴んで離さず、その歌は大ヒットした。
「孤独がつらく感じるとき」、「愛することがよくわからなくなったとき」いつも、勇気と力を与えてくれた…、作詞家は言葉の魔術師である。そんなプロの「作詞家」の皆さんをゲストにお招きして、毎月、紹介していくこのコーナー。
今回は、R&Bジャーナリストとして活動を始め、その後、音楽番組の司会等で活躍され、特にプロデューサーとしては、R&Bの火付け役と称される存在になり、平井堅、CHEMISTRY、久保田利伸、DOUBLE、小泉今日子など、数多くのアーティストを手掛け、現在、日本のR&Bシーンで最も影響力のある「松尾潔」さんをゲストにお迎え致しました。
「Let's Get Together Now」(澤本嘉光氏と共作)
/Voices of KOREA/JAPAN、川口大輔
「ぼくが地球を救う」 (メンバーと共作)/Skoop On Somebody
「電話のむこう」 /黒沢薫
「Unchained Melody」 /稲垣潤一
「恋のダウンロード」 /仲間由紀恵 with ダウンローズ
etc.
詞は詩とは違います。
歌声になった時に心地よく響かなければ意味がありません。
あと、そのシンガーが歌う必然性があるかどうか。
商業音楽という立ち位置を強く意識しているので、
作品としての出来と商品としての価値のバランスをいつも考えています。
プロデュースするにあたり強く欲していたのは、
「専業歌手には歌えない、人気女優ならではの華のある曲」。
ならばと思い筒美京平さんに作曲をオファー。
そのメロディーに誘導される形でコトバが湧き出てきました。
語るのではなく、含ませるように。
CMの中の仲間さんが歌うべき歌詞に仕上がったと思います。
ESCL-2815 ¥1,500(tax in)
2006.3.15 Release
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