達人たちは1曲の詞を書くために、言葉を巧みに操り、その時代を象徴する言葉を探した。その言葉は多くの老若男女の心を掴んで離さず、その歌は大ヒットした。
「孤独がつらく感じるとき」、「愛することがよくわからなくなったとき」いつも、勇気と力を与えてくれた…、作詞家は言葉の魔術師である。そんなプロの「作詞家」の皆さんをゲストにお招きして、毎月、紹介していくこのコーナー。
今回は、音楽製作ユニット“BOUNCEBACK”で作詞を担当し、島谷ひとみ・BoA・玉置成実などの最新J-POPで数多くの作品を世に送り出してきた「BOUNCEBACKの竹内栄美子さん」をゲストにお迎え致しました。
「Perseus-ペルセウス-」「ANGELUS-アンジェラス-」/島谷ひとみ
「Amazing Kiss」/BoA
「Realize」/玉置成実
「ハッピー☆彡」/月島きらり starring 久住小春(モーニング娘。)
「Black Butterfly」/滝沢秀明(タッキー&翼)
「抱きしめたい」/玉木宏
その他多数。
歌詞は、メロディーが着る衣裳だと思います。
タイアップ・発売時期・発注内容というステージのセットで、
アーティストに最高のパフォーマンスをして頂けるよう、
作詞したいと思っています。
また、面白い表現を!と常に思っていますが、冷静さを忘れず、
歌詞中の主人公の心情を、自分の心で体感し、
リアルに表現することを心掛けています。
プロ野球中継のテーマソングでした。
発注を頂いたとき、プライベートでは、自分史上最大のピンチにいました。詳しい説明は省きますが、その時の自分と、想像した野球選手の心意気が重なり、困難に立ち向かうすべての人に勇気を!と心の底から願って書きました。お蔭様でピンチは克服し、今、エピソードとしてお話しできるようになっています。
BOUNCEBACK(バウンスバック)は、作曲の河出智希・作詞の竹内栄美子の2人組。
吹奏楽の作曲家として出版経験を持つ河出と、社会人から音楽学校を経て歌の仕事に転身した竹内が、
BOUNCEBACKを結成。J-POPの作家活動を始め、アクシヴ(現 エイベックス・エンタテインメント)の専属作家となる。
「玉置成実」「島谷ひとみ」「月島きらり starring 久住小春(モーニング娘。)」等のシングルでは、
タイアップのテーマにそった作品で好評価を得る。
2003年には、島谷ひとみの「Perseus-ペルセウス-」(作詞)で 第45回 日本レコード大賞 金賞 を受賞。
広範な世界を描き分け、数多くの作品を産み出している。
AVCD-23712 ¥3,059 (tax in)
M2:「Utopia」
2008.12.10 Release
AVCD-23766 ¥3,059 (tax in)
M12:「始まりのキセキ」
2009.02.11 Release
AVCD-23755 ¥3,059 (tax in)
M11:「Broken Flower」
2009.02.11 Release
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