ヒグチアイが、9月から3ヶ月連続で新曲をデジタルリリースすることを発表した。まず9月8日に配信シングル「悲しい歌がある理由」をリリースする。
4月にレーベルを移籍して配信リリースした「縁」は、ジェーン・スー原作のドラマ『生きるとか死ぬとか父親とか』のエンディングに起用された。父親と娘の切っても切れない関係性を見事に描ききり、話題のドラマの中で大きな存在感を放った。物語に深みをもたらす歌声は業界内にも浸透してきており、11月公開の森山未來主演のNetflix映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』では、ヒグチアイの「東京にて」がティザー予告編の音楽として起用されている。映画の原作者である作家・燃え殻に、「どうしてもどこかで使ってほしかった」と言わしめるヒグチアイの音楽に、いま一層の注目が集まっている。
今作はそんな中での、3ヶ月連続新曲配信であり、「悲しい歌がある理由」がその第一弾となる。すでに2021年6月の日本橋三井ホールなど、最近のライブでは披露され、毎回多くのオーディエンスの涙を誘っている、音源化が待望されていた楽曲である。ヒグチアイの凛としたアルトヴォイスがピアノ弾き語りというミニマムな編成により、最大限の強さを発揮し、言葉とともに多くのリスナーの耳にこびりつくはずだ。様々な場所で頑張って生きる女性の胸に深く刺さり、気が付くと痛みを少し軽くしてくれる、心を強くしてくれるようだ。言葉の力を大切にするヒグチアイの真骨頂と言える楽曲に仕上がっている。
さらに、リリースに先駆けて、ラジオでの初オンエアも決定している。8月30日(月)22時から放送の文化放送「レコメン!」にヒグチアイが生出演。「悲しい歌がある理由」の初オンエアを聴き逃さないよう、是非チェックしてもらいたい。10月、11月の新曲の詳細は追ってアナウンスされる予定だが、まずは「悲しい歌がある理由」を聴き、ヒグチアイというアーティストの音楽に触れてみてほしい。
ニュース提供:ポニーキャニオン