15周年記念ライブに15万人が大集結!!

 今年、デビュー15周年を迎えた“GLAY”が、15周年最大の盛り上がりとなるアニバーサリー・ライブを、8月15、16の2日間、横浜・日産スタジアムで行った。

 ライブのコンセプトは“HOTEL GLAY”。デビュー15周年を迎える事ができたGLAYが感謝の意を込めて、ファンをおもてなしするといったコンセプト。セットには巨大なHOTELが登場。夏のリゾートを思わせる洋風ホテルのイメージでデザインされたステージは全長110m、高さ30m、総制作費15億円のステージセットを設置。また、“少しでもみんなの所まで近付き、感謝の気持ちを伝えたい”というメンバーの想いから、日産スタジアムのアリーナ面を1周する全長約500mの巨大な花道も実現。

 初日15日のライブのオープニングは、“HOTEL GLAY”の華々しいOPENを演出。総勢80名の地元・横浜のマーチングブラスバンド“ヨコハマロビンズ”が、「プロジェクトAのテーマ」を演奏。10名の執事を従えた、リーダーTAKUROの挨拶からスタート。また、ライブ終盤、最高潮の盛り上がりの中、ステージに設置されていたフルーツ型の巨大バルーンが回転し、アメリカ合衆国のシンボル、歴代大統領を記念するマウント・ラッシュモアが、メンバーの顔となって出現するなど、演奏はもちろんの事、数々の楽しい演出で多くのファンを魅了。

 15日は「ROCK」、16日は「LOVE」をテーマとした、両日異なったセットリストを用意。GLAYの歴史を2日間で振り返る内容となった。「ROCK」をテーマとした15日は最新シングル「I am xxx」をはじめ、15周年第1弾シングルとして発表した約15分の超大作「SAY YOUR DREAM」、「GLOBAL COMMUNICATION」等、ロック色の濃い楽曲を披露。「LOVE」をテーマにした16日はミリオンセールスを記録したシングル「HOWEVER」「誘惑」「SOUL LOVE」などのラブソングを中心に演奏。各日アンコール含め全21曲、2日間で37曲を演奏した。

 中でも、このアニバーサリー・ライブならではの1曲として、デビュー以来、ステージでの演奏は初となる楽曲「julia」を両日披露。同楽曲はデビュー曲「Rain」の原曲だった曲で、ある意味、GLAYの原点とも言える楽曲。TAKURO曰く「函館から東京に来てチャンスを求めていた頃、新宿のスタジオでレコーディングした曲がレコード会社の耳に留まり、メジャーデビューのきっかけとなった。みんなとGLAYを結びつけてくれた奇跡のような大切な曲」。TAKUROのギターと、TERUのヴォーカルのアコースティック・アレンジで演奏。15年間支えてきてくれたファンにとって、最高のおもてなしとなった。

 2日間のチケット約14万枚は前売りの段階で既にソールドアウト。両日のセットリストが異なる事から、会場の外に詰め掛けたファンを合わせると2日間で約15万人が集結。まさに15周年を記念するライブとなり、GLAYの新たな歴史が刻まれた。