「時をこえ」NHK密着ドキュメント番組放送決定!

 8月15日(日)終戦の日、NHK総合にてHYの特集番組『僕らが伝えなきゃ〜HY 沖縄から“命”を歌う〜』が放送される。

 HYにとって初のドキュメントとなるこの番組は、結成10年を迎えたHYが、おじぃ、おばぁの話を元に作り上げた歌「時をこえ」を中心に綴られている。沖縄戦のこと、そして命の尊さ、家族の大切さを訴えかけるこの歌を、HYの5人が沖縄から全国に届けていきながら、何を思い、何を学んでいくのか…。昨年9月に北谷で開催された2万人を集めたストリートライブから、現在行っている全国ツアー中盤までの 約1年間に渡る密着取材から構成される。ミリオンセールスを掲げながらも、インディーズバンドであり続け、今も沖縄在住で活動するHYの持つ素顔が明かされる。

 「時をこえ」は、今年1月に発売されたアルバム『Whistle』にオリジナル収録された、三線の音色から始まる、沖縄音階の楽曲。おじぃ、おばぁの「昔の話を聞いたのさ」から始まる、HY独特の飾らない言葉で綴られるこの楽曲には、沖縄で生まれ育った彼らが昔から慣れ親しみ受け継いだ“命どぅ宝”(=命こそ宝)という思いが込められている。おじぃおばぁから受け継がれた命、そして今生きていることを大切に忘れてはいけないという思いだ。

 そして、この沖縄音階の楽曲途中には、沖縄エイサーと外国人コーラスが英語で入っている。「沖縄の歌には、平和についての素晴らしい歌はたくさんあるけれど、英語が入っている曲はないんです。それは今も拒んでいるからかもしれないけれど、争っていたもの同士だからこそ、手を取り合って歌うのが本当の平和に繋がるんじゃないか」と、彼らはライブでこの曲を歌う前に語りかける。この英語のコーラスを入れることで、地元沖縄でも反発が起きるのではないかと危惧したというが、沖縄公演でこの思いを語った彼らに向けられたのは、心にじわりと広がる暖かな拍手だった。戦争を経験したことのない彼らだからこそ、次の世代に繋げていきたい思いが、この曲の中で生きている。

 7月3日(土)に沖縄で行われた、伝統的イベント“ピースフルラブ・ロックフェスティバル”に出演した際のこの曲への思いを語るMCと、沖縄の拍手と共にライブ収録されている『ACHI SOUND〜HY LOVE SUMMER〜』(8/11リリース)にも是非触れてほしい。

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<NHK総合「僕らが伝えなきゃ〜HY 沖縄から“命”を歌う〜」>
8月15日(日)総合 午後11:15〜11:58 放送
ナレーション:仲間由紀恵
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