ジョイフル・コメリ・ホーマック道端には ジョイフル・コメリ・ホーマック 来るな春よ ジョイフル・コメリ・ホーマック あれやこれの使い道わからないまま ひんやりした銀色の筒をなんとなく買ったね 道端には ジョイフル・コメリ・ホーマック 店はいつも ジョイフル・コメリ・ホーマック 自転車に乗って坂道を雨に打たれ 駆け込んで自販機のあったかいボタンなんべんも押したね 道端には ジョイフル・コメリ・ホーマック だれにも内緒でバス停の片隅 丸太ひとつの手作りベンチこっそりと置いたね 道端には ジョイフル・コメリ・ホーマック 道端には ジョイフル・コメリ・ホーマック うんざりするほど ジョイフル・コメリ・ホーマック 行くな春よ ジョイフル・コメリ・ホーマック No one knows your mind. No one knows your mind. | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | | 道端には ジョイフル・コメリ・ホーマック 来るな春よ ジョイフル・コメリ・ホーマック あれやこれの使い道わからないまま ひんやりした銀色の筒をなんとなく買ったね 道端には ジョイフル・コメリ・ホーマック 店はいつも ジョイフル・コメリ・ホーマック 自転車に乗って坂道を雨に打たれ 駆け込んで自販機のあったかいボタンなんべんも押したね 道端には ジョイフル・コメリ・ホーマック だれにも内緒でバス停の片隅 丸太ひとつの手作りベンチこっそりと置いたね 道端には ジョイフル・コメリ・ホーマック 道端には ジョイフル・コメリ・ホーマック うんざりするほど ジョイフル・コメリ・ホーマック 行くな春よ ジョイフル・コメリ・ホーマック No one knows your mind. No one knows your mind. |
好きってなんて言ったらいいのれんこんの穴にお箸を詰めて 冷蔵庫にそっと置いておいて 見つけたきみは何も言わず お箸を抜いて支度を始める そんなくらいの溝に苛まれて はげしく怒りを覚える なにもかも許せてしまうのは とても品が無いことだと叱られる 70才と15才と深夜の4丁目で 知らない飲み物飲んで 真っ昼間の5丁目で グレープフルーツジュース飲んで ふたりとも一日二度眠るらしい そんなくらいの友達でしか 過ごせない店が有るんだという 70才は15才を70才だと 15才は70才を15才だと言う みずうみ枯れた訳を ここで訊いたら海に失礼じゃないか こんなにすてきなものがあると 心変わりしてずっと見ていようと そればかり見て 安心して心配していたいのにね 忘れたり思い出したりに明け暮れ 安心して心配していたいのにね 忘れたり思い出したりに明け暮れ ある時間ある人と ある場所で待ち合わせするしか この街で息をして靴をはく理由が無いの 昨日からずっと明後日の 目覚まし時計をかけて 今日からずっと明々後日の 服を着て 安心して心配していたいのにね 忘れたり思い出したりに明け暮れ 安心して心配していたいのにね 忘れたり思い出したりに明け暮れ パパパヤパパパヤパパパヤパパパ | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | | れんこんの穴にお箸を詰めて 冷蔵庫にそっと置いておいて 見つけたきみは何も言わず お箸を抜いて支度を始める そんなくらいの溝に苛まれて はげしく怒りを覚える なにもかも許せてしまうのは とても品が無いことだと叱られる 70才と15才と深夜の4丁目で 知らない飲み物飲んで 真っ昼間の5丁目で グレープフルーツジュース飲んで ふたりとも一日二度眠るらしい そんなくらいの友達でしか 過ごせない店が有るんだという 70才は15才を70才だと 15才は70才を15才だと言う みずうみ枯れた訳を ここで訊いたら海に失礼じゃないか こんなにすてきなものがあると 心変わりしてずっと見ていようと そればかり見て 安心して心配していたいのにね 忘れたり思い出したりに明け暮れ 安心して心配していたいのにね 忘れたり思い出したりに明け暮れ ある時間ある人と ある場所で待ち合わせするしか この街で息をして靴をはく理由が無いの 昨日からずっと明後日の 目覚まし時計をかけて 今日からずっと明々後日の 服を着て 安心して心配していたいのにね 忘れたり思い出したりに明け暮れ 安心して心配していたいのにね 忘れたり思い出したりに明け暮れ パパパヤパパパヤパパパヤパパパ |
すこやかさ旅から帰った思い出が たのしいことばかりなら よどみなく青くすらすらと 話し続けたら イメージの中では何週間も何年間も あたためたはずのやさしさは幻 おそるおそるドアをノックする ノックすると 私が見たのは想像以上の朝 しんとした部屋をそっと行く そっと行くと 見つめ返す すこやかさ すこやかさ どう?このシャツどう? うーん どうでしょう? うーん どうだろう 低いでしょ 赤いでしょ でかいでしょ 月でしょ もってない言葉で 叫んでるイメージで 以心でしょ 伝心でしょ 努力は大事でしょ おそるおそるドアをノックする ノックすると 私が見たのは想像以上の朝 しんとした部屋をそっと行く そっと行くと 見つめ返す すこやかさ なだらかな肩 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | | 旅から帰った思い出が たのしいことばかりなら よどみなく青くすらすらと 話し続けたら イメージの中では何週間も何年間も あたためたはずのやさしさは幻 おそるおそるドアをノックする ノックすると 私が見たのは想像以上の朝 しんとした部屋をそっと行く そっと行くと 見つめ返す すこやかさ すこやかさ どう?このシャツどう? うーん どうでしょう? うーん どうだろう 低いでしょ 赤いでしょ でかいでしょ 月でしょ もってない言葉で 叫んでるイメージで 以心でしょ 伝心でしょ 努力は大事でしょ おそるおそるドアをノックする ノックすると 私が見たのは想像以上の朝 しんとした部屋をそっと行く そっと行くと 見つめ返す すこやかさ なだらかな肩 |
素直『ある日から 君の目は空に開き 視線は日差しとして注ぎ』 ふっと出た決まりに座りこみ すがり 『子どもらしくね 簡単ですぐ人にわかる よろこびの言葉でいてね』 不安でほほえみかける どんな口ぶりで どんな音で 話していたのかなんて自分では忘れる すりかわっていく ああだったとか こうだったとか そうだったっけ?そうだったって話せないのを 受け入れられないでいる その声で言ってくれないと わからなくなりそうになる その声で言ってくれないと わからなくなりそうになる たった一度歌ってくれた あの映画の主題歌は その声でなくちゃ古びて聴くに耐えなくて 恥ずかしさや悲しさは その耳が聴いてくれないと 恥ずかしくも悲しくもなく 君はとっておきの鉛の服 水底で眠り続けるための口実 君は待ちかねた暑さの夏 台風の来た夜 昔に戻って この先を全部知ってしまっていたとして さあ出会うか出会わないか 勝手に決めた 今聴いたのかどうか 君の目が閉じていく わからなくなる 空ばかりになる どうか 君の目が閉じていく わからなくなる 空ばかりになる どうか 君の目が閉じていく わからなくなる 空ばかりになる | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子・岡田拓郎 | 『ある日から 君の目は空に開き 視線は日差しとして注ぎ』 ふっと出た決まりに座りこみ すがり 『子どもらしくね 簡単ですぐ人にわかる よろこびの言葉でいてね』 不安でほほえみかける どんな口ぶりで どんな音で 話していたのかなんて自分では忘れる すりかわっていく ああだったとか こうだったとか そうだったっけ?そうだったって話せないのを 受け入れられないでいる その声で言ってくれないと わからなくなりそうになる その声で言ってくれないと わからなくなりそうになる たった一度歌ってくれた あの映画の主題歌は その声でなくちゃ古びて聴くに耐えなくて 恥ずかしさや悲しさは その耳が聴いてくれないと 恥ずかしくも悲しくもなく 君はとっておきの鉛の服 水底で眠り続けるための口実 君は待ちかねた暑さの夏 台風の来た夜 昔に戻って この先を全部知ってしまっていたとして さあ出会うか出会わないか 勝手に決めた 今聴いたのかどうか 君の目が閉じていく わからなくなる 空ばかりになる どうか 君の目が閉じていく わからなくなる 空ばかりになる どうか 君の目が閉じていく わからなくなる 空ばかりになる |
スプライト・フォー・ユー新幹線の窓から富士山が見えた 富士山見るのははじめてだった 新幹線には何度も乗ってたけれど 富士山見るのははじめてだった あいつなんかもう友達じゃないや そう思ってるんだろうな そう思ってるんだろうな 泣きたいほうが涙こらえて 富士山見れてうれしかった いなか者だからね 飛行機から見ても信じられなかったから はじめて富士山見れてうれしかった 窓辺に座るあなたのことを 何度も写真に撮ろうとしても カメラ忘れたり寝坊したりで 結局なにも撮れなかった とっくのとうに日は暮れて マウンテンデュー・フォー・ユー あるとうれしい泡の飲みもの スプライト・フォー・ユー たまにうれしい泡の飲みもの | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | | 新幹線の窓から富士山が見えた 富士山見るのははじめてだった 新幹線には何度も乗ってたけれど 富士山見るのははじめてだった あいつなんかもう友達じゃないや そう思ってるんだろうな そう思ってるんだろうな 泣きたいほうが涙こらえて 富士山見れてうれしかった いなか者だからね 飛行機から見ても信じられなかったから はじめて富士山見れてうれしかった 窓辺に座るあなたのことを 何度も写真に撮ろうとしても カメラ忘れたり寝坊したりで 結局なにも撮れなかった とっくのとうに日は暮れて マウンテンデュー・フォー・ユー あるとうれしい泡の飲みもの スプライト・フォー・ユー たまにうれしい泡の飲みもの |
セパタクローの奥義Shining Morning 刺されたくなきゃ 長いズボン 長い袖 籠にのこぎり、なた、かま すいかは今のうち冷やしとけらいでんを すこやかにまっすぐ伸びやかで 節の長さのいいのだけを選んで たおすリズムをうまくやるには サンバサンバそれともルンバ セパタクロー セパタクロー セパタクロー セパタクロー セパタクロー セパタクロー セパタクロー セパタクロー 竹とれ 節とれ 角とれ さーさーさーさーさっさと起きた起きた 竹ならべ山から水汲んで流せ流せ そこの人ひまならほらこっちおいで 流しはじめはぜひ町内会長で ちっちゃい子からとらせてあげなきゃ 咲いた咲いたひまわり咲いた サンタサンタ来ないなサンタ 読んだ読んだ7巻読んだ セパタクロー セパタクロー セパタクロー セパタクロー セパタクロー セパタクロー セパタクロー セパタクロー セパタクロー セパタクロー セパタクロー セパタクロー セパタクロー セパタクロー セパタクロー セパタクロー | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | | Shining Morning 刺されたくなきゃ 長いズボン 長い袖 籠にのこぎり、なた、かま すいかは今のうち冷やしとけらいでんを すこやかにまっすぐ伸びやかで 節の長さのいいのだけを選んで たおすリズムをうまくやるには サンバサンバそれともルンバ セパタクロー セパタクロー セパタクロー セパタクロー セパタクロー セパタクロー セパタクロー セパタクロー 竹とれ 節とれ 角とれ さーさーさーさーさっさと起きた起きた 竹ならべ山から水汲んで流せ流せ そこの人ひまならほらこっちおいで 流しはじめはぜひ町内会長で ちっちゃい子からとらせてあげなきゃ 咲いた咲いたひまわり咲いた サンタサンタ来ないなサンタ 読んだ読んだ7巻読んだ セパタクロー セパタクロー セパタクロー セパタクロー セパタクロー セパタクロー セパタクロー セパタクロー セパタクロー セパタクロー セパタクロー セパタクロー セパタクロー セパタクロー セパタクロー セパタクロー |
大作戦ひっぱり合うひもこっちが強けりゃそっちも強くなる 漕いでるシーソーこっちが重けりゃ釣り合ってくれる 山と山のてっぺんで呼び合ってロマンチック 何から何までたのしいこころに出会った今日です 世界がバランスとってまわってても それでもこのたび自信があります なんだか知らないちからが湧きます いいことしか起こらない気がする この作戦、大成功する、大成功する、大成功する、大成功する予感 大成功する、大成功する、大成功する、大成功する予感 きっとこの角を曲がればそこにはパピヨンいるはず 世にも不思議な飼い主がパピヨン散歩してるはず そこからあれよあれよとはなしが弾んで喫茶店 行きたいところはないかと訊かれてアゼルバイジャン こういう具合に世界がまわってても ひたすらサーフィン練習するだけ いらないものまで持ってる気がする 勝手に元気がでてくる気がする たくさんのチアガールがいる、チアガールがいる、 チアガールがいる、チアガールがいる たくさんのチアガールがいる、チアガールがいる、 チアガールがいる、チアガールがいる そういうことで世界がまわってても ものかげから太陽を見ている みなぎり溢れてびゅーびゅーしている 最高の一瞬にジャンプできる スタンドには、応援団いる、野次馬たちいる、 好きな人がいる、こわい人がいる スタンドには、応援団いる、野次馬たちいる、 好きな人がいる、こわい人がいる 100m9秒で走る、9秒で走る、9秒で走る、9秒で走る 100m9秒で走る、9秒で走る、9秒で走る、9秒で走る予感 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | | ひっぱり合うひもこっちが強けりゃそっちも強くなる 漕いでるシーソーこっちが重けりゃ釣り合ってくれる 山と山のてっぺんで呼び合ってロマンチック 何から何までたのしいこころに出会った今日です 世界がバランスとってまわってても それでもこのたび自信があります なんだか知らないちからが湧きます いいことしか起こらない気がする この作戦、大成功する、大成功する、大成功する、大成功する予感 大成功する、大成功する、大成功する、大成功する予感 きっとこの角を曲がればそこにはパピヨンいるはず 世にも不思議な飼い主がパピヨン散歩してるはず そこからあれよあれよとはなしが弾んで喫茶店 行きたいところはないかと訊かれてアゼルバイジャン こういう具合に世界がまわってても ひたすらサーフィン練習するだけ いらないものまで持ってる気がする 勝手に元気がでてくる気がする たくさんのチアガールがいる、チアガールがいる、 チアガールがいる、チアガールがいる たくさんのチアガールがいる、チアガールがいる、 チアガールがいる、チアガールがいる そういうことで世界がまわってても ものかげから太陽を見ている みなぎり溢れてびゅーびゅーしている 最高の一瞬にジャンプできる スタンドには、応援団いる、野次馬たちいる、 好きな人がいる、こわい人がいる スタンドには、応援団いる、野次馬たちいる、 好きな人がいる、こわい人がいる 100m9秒で走る、9秒で走る、9秒で走る、9秒で走る 100m9秒で走る、9秒で走る、9秒で走る、9秒で走る予感 |
チョココロネをたべるのどっちから?チョココロネ たべるのどっちから あたまから派? おしりから派? あたまから派 おしりから派 そもそも こっちがおしりでしょ いえいえ そっちはあたまでしょ チョココロネ論争 けりつかぬ どっちだって おいしいでしょ チョココロネ チョココロネ 先っぽをちぎって チョコつける チョココロネ チョココロネ ふたの紙についた チョコなめる チョココロネ チョココロネ 太い方から ばくばくたべる チョココロネ チョココロネ とんがった方には チョコがない それがチョコ チョココロネ チョココロネの自由 | 柴田聡子 | うちのますみ・佐藤雅彦・堀江由朗 | 堀江由朗・うちのますみ・佐藤雅彦 | | チョココロネ たべるのどっちから あたまから派? おしりから派? あたまから派 おしりから派 そもそも こっちがおしりでしょ いえいえ そっちはあたまでしょ チョココロネ論争 けりつかぬ どっちだって おいしいでしょ チョココロネ チョココロネ 先っぽをちぎって チョコつける チョココロネ チョココロネ ふたの紙についた チョコなめる チョココロネ チョココロネ 太い方から ばくばくたべる チョココロネ チョココロネ とんがった方には チョコがない それがチョコ チョココロネ チョココロネの自由 |
天使を見てるオールナイトロング ミカエル ガブリエル ラファエル 白けてる ザビエル パスピエール きのう夜おそくに きみのつくった映画を見たよ 雪景色のなかでおどる女の子 そよ風がたしかにほほに触ってくれて きれいなきもち オールナイトロング さみしい部屋に 座る3,000円の古いヘビのあたま みんなむこうで燃えている ぼくはなにひとつ捧げる気にならず しばらく目も開かず景色も見えない 好きなひとの好きなものばかり 集めてしまう かなしいの集めをやめられないのは なんでだろうね 春はぽかんとしてる | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | | オールナイトロング ミカエル ガブリエル ラファエル 白けてる ザビエル パスピエール きのう夜おそくに きみのつくった映画を見たよ 雪景色のなかでおどる女の子 そよ風がたしかにほほに触ってくれて きれいなきもち オールナイトロング さみしい部屋に 座る3,000円の古いヘビのあたま みんなむこうで燃えている ぼくはなにひとつ捧げる気にならず しばらく目も開かず景色も見えない 好きなひとの好きなものばかり 集めてしまう かなしいの集めをやめられないのは なんでだろうね 春はぽかんとしてる |
東京メロンウィークメロンウィーク メロンウィーク メロンウィーク メロンウィーク 僕のとこにも来た 東京メロンウィーク そう 君が思った通り 誰より冴えた眼差しが捉えていた よってたかってばかにされた計画 線路沿い垂れたつぼみが かたくかたく縮こまった後に 目を覚ました 秘密がやっと明るい日向に 出て大きく伸びをした今日は メロンウィーク メロンウィーク メロンウィーク メロンウィーク 僕のとこにも来た 東京メロンウィーク メロンウィーク メロンウィーク メロンウィーク メロンウィーク 僕のとこにも来た 東京メロンウィーク そう 君の信じた通り 誰にも止められなかった情熱は 山をひとつふたつ越え 昇る空も知らない限りに 自信と迷いの雲行き 容赦ない荒野 潤み淀む目だけに確かに 見えている景色の先には メロンウィーク ああ メロンウィーク 僕のとこにも来た 東京メロンウィーク メロンウィーク ああ メロンウィーク 僕のとこにも 私のとこへも来た 東京メロンウィーク 君が差し出した 東京メロンウィーク 私のとこへも来た 東京メロンウィーク 君が差し出した 東京メロンウィーク | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | | メロンウィーク メロンウィーク メロンウィーク メロンウィーク 僕のとこにも来た 東京メロンウィーク そう 君が思った通り 誰より冴えた眼差しが捉えていた よってたかってばかにされた計画 線路沿い垂れたつぼみが かたくかたく縮こまった後に 目を覚ました 秘密がやっと明るい日向に 出て大きく伸びをした今日は メロンウィーク メロンウィーク メロンウィーク メロンウィーク 僕のとこにも来た 東京メロンウィーク メロンウィーク メロンウィーク メロンウィーク メロンウィーク 僕のとこにも来た 東京メロンウィーク そう 君の信じた通り 誰にも止められなかった情熱は 山をひとつふたつ越え 昇る空も知らない限りに 自信と迷いの雲行き 容赦ない荒野 潤み淀む目だけに確かに 見えている景色の先には メロンウィーク ああ メロンウィーク 僕のとこにも来た 東京メロンウィーク メロンウィーク ああ メロンウィーク 僕のとこにも 私のとこへも来た 東京メロンウィーク 君が差し出した 東京メロンウィーク 私のとこへも来た 東京メロンウィーク 君が差し出した 東京メロンウィーク |
友達絵が描ける友達がいれば 暇してる友達がいれば 会えないのに懐かしくない友達がいれば ひがんでる友達がいれば 血まみれの友達がいれば 誰かのことばかりしてる友達がいれば 心配ごとは何にも本当にならないよ 君が友達でなんだかとっても得してる ふたつの胸の間にある若い悩ましさに 飛び込む 尻込みするより 飛び込む方を選ぶ いつか思い付きそう からまる紐がするするとほどけていく答えを 君がそうなりそうに見えなくもない そう思えなくもない 君が友達だって 私は自慢している聞こえないくらいで 呼べばすぐに来てくれなくもない そう思えなくもない どこかのだれかがうらやんで齧った 爪の先に祈りを 言ってることの半分も分からなくても それは特別な問題じゃない ふたりが親しくしていること以外 それは特別な問題じゃない ふたりが親しくしていること以外 空も飛べそうなのにね 何か悩んでる仕草 何を悩んでいるのさ 君は大変そうに見えなくもない そう思えなくもない 君が友達だって 私は自慢している聞こえないくらいで 呼べばすぐに来てくれなくもない そう思えなくもない | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | | 絵が描ける友達がいれば 暇してる友達がいれば 会えないのに懐かしくない友達がいれば ひがんでる友達がいれば 血まみれの友達がいれば 誰かのことばかりしてる友達がいれば 心配ごとは何にも本当にならないよ 君が友達でなんだかとっても得してる ふたつの胸の間にある若い悩ましさに 飛び込む 尻込みするより 飛び込む方を選ぶ いつか思い付きそう からまる紐がするするとほどけていく答えを 君がそうなりそうに見えなくもない そう思えなくもない 君が友達だって 私は自慢している聞こえないくらいで 呼べばすぐに来てくれなくもない そう思えなくもない どこかのだれかがうらやんで齧った 爪の先に祈りを 言ってることの半分も分からなくても それは特別な問題じゃない ふたりが親しくしていること以外 それは特別な問題じゃない ふたりが親しくしていること以外 空も飛べそうなのにね 何か悩んでる仕草 何を悩んでいるのさ 君は大変そうに見えなくもない そう思えなくもない 君が友達だって 私は自慢している聞こえないくらいで 呼べばすぐに来てくれなくもない そう思えなくもない |
どうして花だんの中で 目が覚めた ひんやりした 土のなぐさめ 足早なんて もんじゃない速さで 通り抜けてく いっせーせので 2時間後には電車にのって舞浜 夏休み最後のディズニーランド ふたりの腕と腕の間に居ると その時ばかりは自分はまるで 人の中でもかなりいい方に入ったような 喧嘩をしても出かけたい土曜日 呼び出された 11時頃 たった一度も話さないままひたすら目指す秋雨の海 ビーチボールや浮き輪を黙々と膨らます 許さないけど遊びたい たまらず海の家を駆けずり回り だけどラーメンも餃子も全く人気が無くて真ん中でにっこり どうして花を見るように あの時見てくれてたの どうして見下ろすんじゃなくて しゃがんで見てくれてたの 平和も長く続けば続けば遠く 丈夫に見える 11時頃 ぜいたく 孤独 ほつれを望む 滅多なことをしてみないように 解決するには二人では途方もなく 面倒なことがありすぎて 猫を飼うと言い出した時は 私はどたばた転げ回って 反対 猫を飼うのは絶対止めた方がいい いつもの調子で待ち合わせた 知らない店 11時頃 ふたつ並んだ貝の耳飾り つるつるの服 ぴかぴかの靴 謎の雰囲気担当大臣 私 いくらでもふざけてみせますよ もじもじしててうれしそうなだけ 大事なこと言ってくれないのも 承知しましたこちらも何も聞かず どうしてあの店つぶれないんだろね 人の居る気配もないのに どうして何度もかけてるのに 市役所つながらないんだろうね ふたりはすでに仕事に出かけ シーツの皺名付ける 歯ミガキそこに いつものとこに 青い方がちょっと甘いよ エアコン消して テレビも消して またね 星 チャオ 星 星 ハート どうしてひとりにしてくれるの 私は泥棒かもしれないのに どうしてなにもかものふたを そのつど閉めてないの 気まぐれなんて一度も無くて 必ず守る約束通り だらしなくなくて生真面目で立派 綺麗な部屋に差す薄西日 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | | 花だんの中で 目が覚めた ひんやりした 土のなぐさめ 足早なんて もんじゃない速さで 通り抜けてく いっせーせので 2時間後には電車にのって舞浜 夏休み最後のディズニーランド ふたりの腕と腕の間に居ると その時ばかりは自分はまるで 人の中でもかなりいい方に入ったような 喧嘩をしても出かけたい土曜日 呼び出された 11時頃 たった一度も話さないままひたすら目指す秋雨の海 ビーチボールや浮き輪を黙々と膨らます 許さないけど遊びたい たまらず海の家を駆けずり回り だけどラーメンも餃子も全く人気が無くて真ん中でにっこり どうして花を見るように あの時見てくれてたの どうして見下ろすんじゃなくて しゃがんで見てくれてたの 平和も長く続けば続けば遠く 丈夫に見える 11時頃 ぜいたく 孤独 ほつれを望む 滅多なことをしてみないように 解決するには二人では途方もなく 面倒なことがありすぎて 猫を飼うと言い出した時は 私はどたばた転げ回って 反対 猫を飼うのは絶対止めた方がいい いつもの調子で待ち合わせた 知らない店 11時頃 ふたつ並んだ貝の耳飾り つるつるの服 ぴかぴかの靴 謎の雰囲気担当大臣 私 いくらでもふざけてみせますよ もじもじしててうれしそうなだけ 大事なこと言ってくれないのも 承知しましたこちらも何も聞かず どうしてあの店つぶれないんだろね 人の居る気配もないのに どうして何度もかけてるのに 市役所つながらないんだろうね ふたりはすでに仕事に出かけ シーツの皺名付ける 歯ミガキそこに いつものとこに 青い方がちょっと甘いよ エアコン消して テレビも消して またね 星 チャオ 星 星 ハート どうしてひとりにしてくれるの 私は泥棒かもしれないのに どうしてなにもかものふたを そのつど閉めてないの 気まぐれなんて一度も無くて 必ず守る約束通り だらしなくなくて生真面目で立派 綺麗な部屋に差す薄西日 |
どこへも行かないで眠らずじっと天井を見ている こぼれるはがれるそういうものを いたいこわいこっちはついに分からない ひとつひとつばらばらになっていくのを どれだけすごいか追いつかないかってのが どんなかたちにも変わらないように 絶対ちがうけどよく似てる布で くるんで抱きしめて どこへも行かないで どこへも行かないで どこへも行かないで どこへも行かないで 洗面所の鏡ごしに見てくる 分かるはずないのに分かりたい衝動 足を取られた深い雪の中を 振り返ってくれるけどそっちこそ どれだけかわいいかやさしいかってのが どんなかたちにも変わらないように 絶対ちがうけどよく似てる風景だって 隙間にはまる どこへも行かないで どこへも行かないで どこへも行かないで どこへも行かないで もがきもせずあらがいもせず 見せてくれたようにやれるかどうか 失くすたびにくれるものを ちゃんと持っていられるかどうか どこへも行かないで 絶対ちがうけどよく似てる どこへも行かないで 絶対ちがうけどよく似てる言葉 どこへも行かないで どこへも行かないで どこへも行かないで どこへも行かないで どこへも行かないで どこへも行かないで | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | | 眠らずじっと天井を見ている こぼれるはがれるそういうものを いたいこわいこっちはついに分からない ひとつひとつばらばらになっていくのを どれだけすごいか追いつかないかってのが どんなかたちにも変わらないように 絶対ちがうけどよく似てる布で くるんで抱きしめて どこへも行かないで どこへも行かないで どこへも行かないで どこへも行かないで 洗面所の鏡ごしに見てくる 分かるはずないのに分かりたい衝動 足を取られた深い雪の中を 振り返ってくれるけどそっちこそ どれだけかわいいかやさしいかってのが どんなかたちにも変わらないように 絶対ちがうけどよく似てる風景だって 隙間にはまる どこへも行かないで どこへも行かないで どこへも行かないで どこへも行かないで もがきもせずあらがいもせず 見せてくれたようにやれるかどうか 失くすたびにくれるものを ちゃんと持っていられるかどうか どこへも行かないで 絶対ちがうけどよく似てる どこへも行かないで 絶対ちがうけどよく似てる言葉 どこへも行かないで どこへも行かないで どこへも行かないで どこへも行かないで どこへも行かないで どこへも行かないで |
涙今年いちばんに欲しいものは? そのつぎに欲しいものは? つぎに欲しいものは? すぐに叶えられることは? ちょっとむずかしいことは? きっと無理なことは? 君の好きな人が好き 誰かの言葉ばかり 言ってるのわからないの? 言ってるのわかってるよ 茶柱が立ってた いいことがきっとあるよ うれしい今よりも起きてもないことを信じちゃうよ ここが朝になったり 夜になったりするように そこが朝になったり 会いたい人に会ったり 寝ないでがんばってたり 目を見て言うよほんとうに 目を見て言うよほんとうに ある日坂道で考えてた さんさんと日差し浴びた このテーブルにおいでよ その日までがんばるよ 上の階のおやじさんが 今夜も月を見ている 安心して眠って 安心して なにも変わらない誕生日が 過ぎてった夏の高架 ほっとしてかけた電話 真面目くさった夜の会話 もういよいよ終わりか 踊るように外に出て 踏んだとこから星屑が 舞い上がるきらきらと あの朝昼夜どれのどの時よりも楽しく 久々に通ってみた青い青いもみの木 メリーメリークリスマスフォーユー ここが朝になったり 夜になったりするように そこが朝になったり 恋しさをこらえてたり 寝ても寝ても疲れてたり わかった全部 わかった全部って思うほど あーあ すぐに涙がでちゃう 全然泣かないあなたの前で この涙いくつくらいで その涙ひとつくらい あーあ すぐに涙がでちゃう 全然泣かないあなたの前で この涙いくつくらいで その涙ひとつくらい | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | | 今年いちばんに欲しいものは? そのつぎに欲しいものは? つぎに欲しいものは? すぐに叶えられることは? ちょっとむずかしいことは? きっと無理なことは? 君の好きな人が好き 誰かの言葉ばかり 言ってるのわからないの? 言ってるのわかってるよ 茶柱が立ってた いいことがきっとあるよ うれしい今よりも起きてもないことを信じちゃうよ ここが朝になったり 夜になったりするように そこが朝になったり 会いたい人に会ったり 寝ないでがんばってたり 目を見て言うよほんとうに 目を見て言うよほんとうに ある日坂道で考えてた さんさんと日差し浴びた このテーブルにおいでよ その日までがんばるよ 上の階のおやじさんが 今夜も月を見ている 安心して眠って 安心して なにも変わらない誕生日が 過ぎてった夏の高架 ほっとしてかけた電話 真面目くさった夜の会話 もういよいよ終わりか 踊るように外に出て 踏んだとこから星屑が 舞い上がるきらきらと あの朝昼夜どれのどの時よりも楽しく 久々に通ってみた青い青いもみの木 メリーメリークリスマスフォーユー ここが朝になったり 夜になったりするように そこが朝になったり 恋しさをこらえてたり 寝ても寝ても疲れてたり わかった全部 わかった全部って思うほど あーあ すぐに涙がでちゃう 全然泣かないあなたの前で この涙いくつくらいで その涙ひとつくらい あーあ すぐに涙がでちゃう 全然泣かないあなたの前で この涙いくつくらいで その涙ひとつくらい |
南国調絨毯ただしく眠るしか能が無かったかのような ついこの間のようなはるか昔があったなら もうこの先はずいぶんつまんないことが 増えたように見えるかな 軽く砂山を蹴った 親指にバッタ 肩にとまった後に黙ってしんとした いつかこうなるの誰が知ってた いつまでも敷いた冬の絨毯の 柄はユートピア とんがったくちばしが並んだ 飛んでったつもりが飛び立たれた ドアの外には砂ぼこりと雪が ひざまずくらくだ 凍りつく甲羅 いつまでも一緒にいるのも心細くなるでしょ いつまでも一緒に いくらでも一緒にいるのに心細くなってても いくらでも一緒に 自分の心も自分でわからないやって水溜りを踏んで 人の心は耳かきついでに聴いたってわかるのになって 見渡せば見渡すほど砂 誰か迎えに来てくれないかな なんてことはないよねらくださん ここには何が入ってるのかな 期待はすればするほど無駄 憧れの見向きもされなかった絨毯の 柄はユートピア どしんどしんと音がした 風か象だか 天井から落ちた埃が冬芽のようで いいもののように眺めた こうなると知ってた ひからびた相談 きりのない紅茶 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | | ただしく眠るしか能が無かったかのような ついこの間のようなはるか昔があったなら もうこの先はずいぶんつまんないことが 増えたように見えるかな 軽く砂山を蹴った 親指にバッタ 肩にとまった後に黙ってしんとした いつかこうなるの誰が知ってた いつまでも敷いた冬の絨毯の 柄はユートピア とんがったくちばしが並んだ 飛んでったつもりが飛び立たれた ドアの外には砂ぼこりと雪が ひざまずくらくだ 凍りつく甲羅 いつまでも一緒にいるのも心細くなるでしょ いつまでも一緒に いくらでも一緒にいるのに心細くなってても いくらでも一緒に 自分の心も自分でわからないやって水溜りを踏んで 人の心は耳かきついでに聴いたってわかるのになって 見渡せば見渡すほど砂 誰か迎えに来てくれないかな なんてことはないよねらくださん ここには何が入ってるのかな 期待はすればするほど無駄 憧れの見向きもされなかった絨毯の 柄はユートピア どしんどしんと音がした 風か象だか 天井から落ちた埃が冬芽のようで いいもののように眺めた こうなると知ってた ひからびた相談 きりのない紅茶 |
24秒止まれよ ああ止まれよ これ以上前に運ばないで 車だってそうしたくってしてはいないって 頭でわかってたって でもすでにある楽しみは突然の悲しみを またいで飛んで 肩をなでて 「そこを右に」勝手に指を指す ただ時計の針を泣いて見つめるだけじゃ 止まらないよ時は ただ去っていくだけ 知って知って知ってばかりなんて あまりにも遠いとこのおはなし 祭りだ でっかい祭りだ 待ちに待っていた今日だ 心よいいよ 失くしていいよ 元気も勇気もやる気もなにもかも 願いはそこらじゅうで 祈りはもう十分足りてる 世界はきっと泣いてくれてるはず 私が家に帰って突っ伏すまで ただ時計の針を泣いて見つめるだけじゃ 止まらないよ時は ただ去っていくだけ 止まることを責めてもくれないなんて あまりにもひどいおとぎばなし 点と点のあいだに金の糸 たとえばあの人の生まれた日と今日を足したら 24になったってきれいに導かれても うすれて かすれて 忘れていくようで 見えなくても消えない電気のひもにみえて ひっぱってみたってつながっていなくって どうしてここでこんなに 24秒を数えても 時計の針が進んでいくだけ 無邪気に袖を引っぱる毎日に ついていきそうになる私よ もうちょっと待って もう少し待って 24秒だけ数えて もうちょっと待って もう少し待って 24秒だけ数えて もうちょっと待って もう少し待って 24秒だけ数えて もうちょっと待って もう少し待って 24秒だけ数えて | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | | 止まれよ ああ止まれよ これ以上前に運ばないで 車だってそうしたくってしてはいないって 頭でわかってたって でもすでにある楽しみは突然の悲しみを またいで飛んで 肩をなでて 「そこを右に」勝手に指を指す ただ時計の針を泣いて見つめるだけじゃ 止まらないよ時は ただ去っていくだけ 知って知って知ってばかりなんて あまりにも遠いとこのおはなし 祭りだ でっかい祭りだ 待ちに待っていた今日だ 心よいいよ 失くしていいよ 元気も勇気もやる気もなにもかも 願いはそこらじゅうで 祈りはもう十分足りてる 世界はきっと泣いてくれてるはず 私が家に帰って突っ伏すまで ただ時計の針を泣いて見つめるだけじゃ 止まらないよ時は ただ去っていくだけ 止まることを責めてもくれないなんて あまりにもひどいおとぎばなし 点と点のあいだに金の糸 たとえばあの人の生まれた日と今日を足したら 24になったってきれいに導かれても うすれて かすれて 忘れていくようで 見えなくても消えない電気のひもにみえて ひっぱってみたってつながっていなくって どうしてここでこんなに 24秒を数えても 時計の針が進んでいくだけ 無邪気に袖を引っぱる毎日に ついていきそうになる私よ もうちょっと待って もう少し待って 24秒だけ数えて もうちょっと待って もう少し待って 24秒だけ数えて もうちょっと待って もう少し待って 24秒だけ数えて もうちょっと待って もう少し待って 24秒だけ数えて |
ニューポニーテールわたしからあなたへの手づくりのプレゼント わたしがずっと使ってきたわたしをあげる! わたしからあなたへのまごころのプレゼント 使い古してきたからできるだけ早く捨ててね わたし、わたし、下は女、上は男 わたし、わたし! 下も上も使いきって あの波を越えて行けば きらめく砂浜 太陽の腕で眠る わたしからわたしが消えて真っ青な空と海 目にみえるものはすべてサファイア、ルビー 肉となるための今日、血となるための昨日 骨となるための今日、すみれの花 すみれの花が、すみれの花が すみれの花が、すみれの花が わたし、わたし、下は寒い川の中 わたし、わたし! 靴無しでは耐えきれない 耐えてこの川を行けば ひらけた山道 汗が光る額 わたしからわたしが消えて真っ青な空と海 目にみえるものはすべてサファイア、ルビー このからだ何も無い ついに目玉だけになって これ以上無いくらいもうなにも無い! わたしからあなたへのプレゼント、プレゼント プレゼント、プレゼント、もう床が抜けそう わたし、わたし、下は砂漠、上はひみつ わたし、わたし! つに目まで無くなったら 目の奥に見える景色 万華鏡の壁ぎわに張る虹のくもの巣 わたしからわたしが消えて真っ青な空と海 目にみえるものはすべてサファイア、ルビー わたしからわたしが消えて真っ青な空と海 目にみえるものはすべてサファイア、ルビー さんご・ダイヤモンド・パール・プラチナ さんご・ダイヤモンド・パール・プラチナ さんご・ダイヤモンド・パール・プラチナ | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | | わたしからあなたへの手づくりのプレゼント わたしがずっと使ってきたわたしをあげる! わたしからあなたへのまごころのプレゼント 使い古してきたからできるだけ早く捨ててね わたし、わたし、下は女、上は男 わたし、わたし! 下も上も使いきって あの波を越えて行けば きらめく砂浜 太陽の腕で眠る わたしからわたしが消えて真っ青な空と海 目にみえるものはすべてサファイア、ルビー 肉となるための今日、血となるための昨日 骨となるための今日、すみれの花 すみれの花が、すみれの花が すみれの花が、すみれの花が わたし、わたし、下は寒い川の中 わたし、わたし! 靴無しでは耐えきれない 耐えてこの川を行けば ひらけた山道 汗が光る額 わたしからわたしが消えて真っ青な空と海 目にみえるものはすべてサファイア、ルビー このからだ何も無い ついに目玉だけになって これ以上無いくらいもうなにも無い! わたしからあなたへのプレゼント、プレゼント プレゼント、プレゼント、もう床が抜けそう わたし、わたし、下は砂漠、上はひみつ わたし、わたし! つに目まで無くなったら 目の奥に見える景色 万華鏡の壁ぎわに張る虹のくもの巣 わたしからわたしが消えて真っ青な空と海 目にみえるものはすべてサファイア、ルビー わたしからわたしが消えて真っ青な空と海 目にみえるものはすべてサファイア、ルビー さんご・ダイヤモンド・パール・プラチナ さんご・ダイヤモンド・パール・プラチナ さんご・ダイヤモンド・パール・プラチナ |
ばか・あほ・まぬけ朝焼けのふたりはせのびを競う 肌にのこった暗やみをほろう 見守るもの見てるもの何ひとつないのが 自慢の時間、寝ても覚めても進まない ほとほと疲れてお手上げの夜更かしで むずかしい本もついにめくるページがない あごがうえを向き 顔があらわれる みすぼらしいポストには 分厚い本がまた届く 高い買い物や待ち合わせの時間を 責め合うちからで磨かれていくひみつ 気づいた生き物はだんまりを決めこんで ゆくえを占うかけごとでもりあがる 目玉と目玉になったあとに奴らは どういう言葉で話し始めるのだろう いただきで二人は焼け焦げて立ち尽くす 景色にあふれるひとやものに飛び上がる | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | | 朝焼けのふたりはせのびを競う 肌にのこった暗やみをほろう 見守るもの見てるもの何ひとつないのが 自慢の時間、寝ても覚めても進まない ほとほと疲れてお手上げの夜更かしで むずかしい本もついにめくるページがない あごがうえを向き 顔があらわれる みすぼらしいポストには 分厚い本がまた届く 高い買い物や待ち合わせの時間を 責め合うちからで磨かれていくひみつ 気づいた生き物はだんまりを決めこんで ゆくえを占うかけごとでもりあがる 目玉と目玉になったあとに奴らは どういう言葉で話し始めるのだろう いただきで二人は焼け焦げて立ち尽くす 景色にあふれるひとやものに飛び上がる |
ファイトクラブこんな夜中に電話をかけるあの男はあたまがおかしい それを今かと待ちかまえてるあの男もあたまがおかしい そんなふたりのあいだにはさまってにこにこしてる女のあたまが きっといちばん、やっといちばんおかしくなったらせーのの合図で なぶりあい、なぶられあい、なぶりあい、なぶられあい あの子いいこねと鼻をきかせる女のからだうつくしい あの子いやだと目を光らせる女のからだうつくしい そんなふたりのあいだにはさまってにやにやしてる男の顔は おおかみのような目、光もなにも無いけど いっぽんあしで立ってるすがたを なぐりあい、なぐられあい、なぐりあい、なぐさめあい 夢をみた、女と女がこっちを見ながらひそひそ話して ふたりは一緒にとびらをくぐって光の中の光の中へ 男と男のあいだにはさまって突然に目が覚めた男は 派手なパーマ、思い切った水色、サンバとタンゴのあいだのリズムで なぶりあい、なぶられあい、なぶりあい、なぶられあい | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | | こんな夜中に電話をかけるあの男はあたまがおかしい それを今かと待ちかまえてるあの男もあたまがおかしい そんなふたりのあいだにはさまってにこにこしてる女のあたまが きっといちばん、やっといちばんおかしくなったらせーのの合図で なぶりあい、なぶられあい、なぶりあい、なぶられあい あの子いいこねと鼻をきかせる女のからだうつくしい あの子いやだと目を光らせる女のからだうつくしい そんなふたりのあいだにはさまってにやにやしてる男の顔は おおかみのような目、光もなにも無いけど いっぽんあしで立ってるすがたを なぐりあい、なぐられあい、なぐりあい、なぐさめあい 夢をみた、女と女がこっちを見ながらひそひそ話して ふたりは一緒にとびらをくぐって光の中の光の中へ 男と男のあいだにはさまって突然に目が覚めた男は 派手なパーマ、思い切った水色、サンバとタンゴのあいだのリズムで なぶりあい、なぶられあい、なぶりあい、なぶられあい |
変な島変な島 変な島 変なところに島 変な島 変な島 変なところに島 どうしてそんなとこにひとりで 見つけてもらうの待ってたら 見つけてくれた 森の影 森の影 森の影に枇杷 森の影 森の影 森の影に枇杷 どうしてそんなとこにひとりで 見つけてもらうの待ってたら 見つけてくれた 袖の中 袖の中 袖の中にひよこ 袖の中 袖の中 袖の中にひよこ どうしてそんなとこにひとりで 見つけてもらうの待ってたら 見つけてくれた 見つけてくれた 見つけてくれた | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | | 変な島 変な島 変なところに島 変な島 変な島 変なところに島 どうしてそんなとこにひとりで 見つけてもらうの待ってたら 見つけてくれた 森の影 森の影 森の影に枇杷 森の影 森の影 森の影に枇杷 どうしてそんなとこにひとりで 見つけてもらうの待ってたら 見つけてくれた 袖の中 袖の中 袖の中にひよこ 袖の中 袖の中 袖の中にひよこ どうしてそんなとこにひとりで 見つけてもらうの待ってたら 見つけてくれた 見つけてくれた 見つけてくれた |
ぼくめつからだがすごくすごく寒い 具合がすごくすごく悪い めまいと震えがひとつずつ 交互に指をかじってく あの時座り込んだことを 倒れたって言うのかな 人に埋もれて眠りたい 肌に埋もれて眠りたい 前歯ばっかり大きくて はだかみたいなねずみを見たよ 熱にやられた脳の奥で 残るあの日の 遊園地 動物園 水族館 走る煙が走っていく 道を煙が走り抜ける 聖火リレーのインチキに 本気で怒るひとの手に 目玉の溶ける温度の炎 骨もなくなる温度の炎 本当の炎があるのなら 燃やしつくして見せてみて | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | | からだがすごくすごく寒い 具合がすごくすごく悪い めまいと震えがひとつずつ 交互に指をかじってく あの時座り込んだことを 倒れたって言うのかな 人に埋もれて眠りたい 肌に埋もれて眠りたい 前歯ばっかり大きくて はだかみたいなねずみを見たよ 熱にやられた脳の奥で 残るあの日の 遊園地 動物園 水族館 走る煙が走っていく 道を煙が走り抜ける 聖火リレーのインチキに 本気で怒るひとの手に 目玉の溶ける温度の炎 骨もなくなる温度の炎 本当の炎があるのなら 燃やしつくして見せてみて |
ぼちぼち銀河ぱらぱらぱらと鳴り出した拍手に 連なる熱のお下がり 伸ばす手は当たっちゃうガラス張り ここはまさか銀河 ララルラ ゴールデンレコードの中では 意気投合に散々あったじゃない 話し合いに化かし合いに 大笑いに泣き 反対に賛成も 耳元で怒鳴ってよもう一度 なんのこれしきもあえなく空振り なすすべなくはなればなれ 引き寄せ合うひかりもなつかしい 星真似の夢 ぼちぼち行こうかねって吐いた息の白さも消え 遠い記憶のせいでちと引きずるね ぼちぼち行こうかねって声も響かない 体の中の真っ暗闇のカーテン開ければ いっぺんは親に見せてやりたい光景 かんかんかん鍋ぶっ叩いても吸い込む蛇腹 扇風機に嘆き ああ 言った覚えのないバイバイさよなら 旅立ちまで321数えてくれる人がいないなら 数えてあげたい 気持ち分かる だんだん身を切る寂しさと見間違う寒さ びりっと破ってきたは漫画4コマ 凪いだ海に浮かぶラッコたち 引き寄せあったはじまりの頃も色だけの夢 ぼちぼち行こかねって思い直しても指が動く いい思い出のせいでやっぱ引きずるね ぼちぼち行こうかねーっ 伝わるとしたら 声になる前の息になる前の こっちに吹いてこようと そよぐ風をひるがえそうと待っていた花びら になる前に吸った水も知るには知るも ためらいもなく別れ別れ別れ また別れたことさえまだ遠い 引き寄せ合せあうひかりもなつかしい 星真似の末 ぼちぼち行こうかねって思い出し笑い おかげさんで万年光年 お隣さんとすれ違うまで ぼちぼち行こかねーっ | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | | ぱらぱらぱらと鳴り出した拍手に 連なる熱のお下がり 伸ばす手は当たっちゃうガラス張り ここはまさか銀河 ララルラ ゴールデンレコードの中では 意気投合に散々あったじゃない 話し合いに化かし合いに 大笑いに泣き 反対に賛成も 耳元で怒鳴ってよもう一度 なんのこれしきもあえなく空振り なすすべなくはなればなれ 引き寄せ合うひかりもなつかしい 星真似の夢 ぼちぼち行こうかねって吐いた息の白さも消え 遠い記憶のせいでちと引きずるね ぼちぼち行こうかねって声も響かない 体の中の真っ暗闇のカーテン開ければ いっぺんは親に見せてやりたい光景 かんかんかん鍋ぶっ叩いても吸い込む蛇腹 扇風機に嘆き ああ 言った覚えのないバイバイさよなら 旅立ちまで321数えてくれる人がいないなら 数えてあげたい 気持ち分かる だんだん身を切る寂しさと見間違う寒さ びりっと破ってきたは漫画4コマ 凪いだ海に浮かぶラッコたち 引き寄せあったはじまりの頃も色だけの夢 ぼちぼち行こかねって思い直しても指が動く いい思い出のせいでやっぱ引きずるね ぼちぼち行こうかねーっ 伝わるとしたら 声になる前の息になる前の こっちに吹いてこようと そよぐ風をひるがえそうと待っていた花びら になる前に吸った水も知るには知るも ためらいもなく別れ別れ別れ また別れたことさえまだ遠い 引き寄せ合せあうひかりもなつかしい 星真似の末 ぼちぼち行こうかねって思い出し笑い おかげさんで万年光年 お隣さんとすれ違うまで ぼちぼち行こかねーっ |
ポイズンレークパーク心がね心がねって胸のまえで 心がね心がねってまるをつくって そこに心なんてあった試しが無いけど まるいかたちが月に似てるね 空気がね空気がねって息を吸って 窓がね窓がねってさびしがるけど 置いた花をけろりと忘れて 枯らすよこがおが心づよいね 1・2・3 1・2・3で魔法がかかって 1・2・3 1・2・3で鳥になって 飛んで行きたいといつも言うのに 家を買う人を好きになるね | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | | 心がね心がねって胸のまえで 心がね心がねってまるをつくって そこに心なんてあった試しが無いけど まるいかたちが月に似てるね 空気がね空気がねって息を吸って 窓がね窓がねってさびしがるけど 置いた花をけろりと忘れて 枯らすよこがおが心づよいね 1・2・3 1・2・3で魔法がかかって 1・2・3 1・2・3で鳥になって 飛んで行きたいといつも言うのに 家を買う人を好きになるね |
マンドリン・ピアノ・デュエット読めない漢字の連続で 何度も電車を乗り間違える 桜が道に散っている 何一つ春のかがやきが無い 川と、 山と、 海と浜 趣味で続けたマンドリン 聴かせてみたいと思ってたけど あなたの耳にたんぽぽの 綿毛が詰まって知らんぷり 僕はピアノをたくさん弾くよ 私は歌をおおきく歌う からだの色がピアノに似てる だから仲良くできるはずだよ 私が歌っていても 僕はピアノに夢中 どっちが大事かなんて 決して選べるものか ひとの住まないとこにふたりで 住んでみたのはいいけれど 僕がピアノを弾いてるあいだ 私はどこか出かけてる 見上げてみると君が見える 私は僕のうしろで歌う 恋のはなしをしいてるあなたは かわいいけれど死んだような目 だから、だから、 だからピアノを弾いていて 聴いて、聴いて、ほらマンドリン だから、だから、 だからピアノを弾いていて 聴いて、聴いて、ほらマンドリン | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | | 読めない漢字の連続で 何度も電車を乗り間違える 桜が道に散っている 何一つ春のかがやきが無い 川と、 山と、 海と浜 趣味で続けたマンドリン 聴かせてみたいと思ってたけど あなたの耳にたんぽぽの 綿毛が詰まって知らんぷり 僕はピアノをたくさん弾くよ 私は歌をおおきく歌う からだの色がピアノに似てる だから仲良くできるはずだよ 私が歌っていても 僕はピアノに夢中 どっちが大事かなんて 決して選べるものか ひとの住まないとこにふたりで 住んでみたのはいいけれど 僕がピアノを弾いてるあいだ 私はどこか出かけてる 見上げてみると君が見える 私は僕のうしろで歌う 恋のはなしをしいてるあなたは かわいいけれど死んだような目 だから、だから、 だからピアノを弾いていて 聴いて、聴いて、ほらマンドリン だから、だから、 だからピアノを弾いていて 聴いて、聴いて、ほらマンドリン |
Movie LightHey なんだか変だよ 予告はまるく白い光のエンドロール キャラメルを塗って舐める本の端 紙の味の甘さにめくるのがとまらない指 波打つ絨毯のふくらみで 沿ってゆがんで澄ます脚の影 ここからなにが起こるんだろう? となりからひらひらみみうちが 「ずっとずっとこうだよ」 映し出される人がまどう 灯ってるMovie Light ラブラドールの波にこのまま眠ってしまいそう ハプニング 逃げよう 早く凪の瀬へ さきみだれる花のよう 風のうずまくホール 今日は何かが変だな ふきだまるうれしい日 かかげられるかなしい日 Hey おとなしいムーブメント つぎつぎ消える腕 笑い合う声を残して ひとつずつ電源を切る 足の耳の指の腹の胸のおでこの どうしたの?こんな怖いところからは わけもなく立ち去らなくちゃ あたたかい 安らかでうそみたい 「きみだけなら連れだせる」 みみうちににらむでもなくまばたく 暗くなったからだに 残ってるCurly Eyes まるまり反射に身を乗り出している 遮り 応える 灯ってるMovie Light そこまでどれくらい 跳ね返ってくるまで待つしかないあいだに へそまげるうれしい日 つぼみ咲くかなしい日 変じゃなかった日はなかった 窓閉ざすうれしい日 飴を撒くかなしい日 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子・岡田拓郎・香田悠真 | Hey なんだか変だよ 予告はまるく白い光のエンドロール キャラメルを塗って舐める本の端 紙の味の甘さにめくるのがとまらない指 波打つ絨毯のふくらみで 沿ってゆがんで澄ます脚の影 ここからなにが起こるんだろう? となりからひらひらみみうちが 「ずっとずっとこうだよ」 映し出される人がまどう 灯ってるMovie Light ラブラドールの波にこのまま眠ってしまいそう ハプニング 逃げよう 早く凪の瀬へ さきみだれる花のよう 風のうずまくホール 今日は何かが変だな ふきだまるうれしい日 かかげられるかなしい日 Hey おとなしいムーブメント つぎつぎ消える腕 笑い合う声を残して ひとつずつ電源を切る 足の耳の指の腹の胸のおでこの どうしたの?こんな怖いところからは わけもなく立ち去らなくちゃ あたたかい 安らかでうそみたい 「きみだけなら連れだせる」 みみうちににらむでもなくまばたく 暗くなったからだに 残ってるCurly Eyes まるまり反射に身を乗り出している 遮り 応える 灯ってるMovie Light そこまでどれくらい 跳ね返ってくるまで待つしかないあいだに へそまげるうれしい日 つぼみ咲くかなしい日 変じゃなかった日はなかった 窓閉ざすうれしい日 飴を撒くかなしい日 |
目の下何も無いけどここへ 外の空気を吸いに どうということもないよくあるお出かけ 影、雲、木の幹、傘、あたる雨の粒、数 大きいだけでときめき 交わす言葉はひとつだけでも 枝葉をつけては伸びて そうだったら、そうかも、そうでありますように 声、足音、衣ずれ、冷蔵庫の開け閉め 大きいだけで怖い 目の下にくすんだ赤、黒、乾いた白 拭うのもちょっとためらわれるくらい 話す素振りもない 持っておけないのに離しがたい ひとり噛み締める落ち着かなさのにぶい色 ひとり噛み締めたい楽しさを守るにぶい色 ひとり噛み締めることだけに似合うにぶい色 涙の出るほど花や陽がきれい こんなことあるんだね、本当にきれい いきなり飛び立ち戻らない鳩の群 そろそろ閉店の駐車場を出て もうすこし遠回り 花屋の旗たおれてそれきり 月の目だけでは飽き足らない 手に余る目を欲しがる空騒ぎ 目の下にくすんだ赤、黒、乾いた白 拭うのもちょっとためらわれるくらい 歪む呼吸もない口元を通って下へ下へ 流れて落ちるだけで長い長い手紙のよう 直す余地もない襟を 直すふりも空々しい 拭うのをずっとためらって 目の下にくすんだ赤、黒、乾いた白 ひとり噛み締めたい楽しみを守るにぶい色 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子・岡田拓郎 | 何も無いけどここへ 外の空気を吸いに どうということもないよくあるお出かけ 影、雲、木の幹、傘、あたる雨の粒、数 大きいだけでときめき 交わす言葉はひとつだけでも 枝葉をつけては伸びて そうだったら、そうかも、そうでありますように 声、足音、衣ずれ、冷蔵庫の開け閉め 大きいだけで怖い 目の下にくすんだ赤、黒、乾いた白 拭うのもちょっとためらわれるくらい 話す素振りもない 持っておけないのに離しがたい ひとり噛み締める落ち着かなさのにぶい色 ひとり噛み締めたい楽しさを守るにぶい色 ひとり噛み締めることだけに似合うにぶい色 涙の出るほど花や陽がきれい こんなことあるんだね、本当にきれい いきなり飛び立ち戻らない鳩の群 そろそろ閉店の駐車場を出て もうすこし遠回り 花屋の旗たおれてそれきり 月の目だけでは飽き足らない 手に余る目を欲しがる空騒ぎ 目の下にくすんだ赤、黒、乾いた白 拭うのもちょっとためらわれるくらい 歪む呼吸もない口元を通って下へ下へ 流れて落ちるだけで長い長い手紙のよう 直す余地もない襟を 直すふりも空々しい 拭うのをずっとためらって 目の下にくすんだ赤、黒、乾いた白 ひとり噛み締めたい楽しみを守るにぶい色 |
Your Favorite Things息も詰まる夏 天井まで届きそうな背 目の耳のおかしくなる できそうでできないダンス できそうでできないウェーブ これはなんの香り 長い白い中指 きみの好きなロックンロールを ひとりで見ているよ 瞳と瞳に映る星が同じだった頃を だめもとで思い出す 瞳と瞳のあいだに トンネルがありますように 今は好きじゃないとしても 東に流れる雲を眺めながら バスに乗って山のふもとまで行くこと Your Favorite 誰からの誘いがあっても 忙しい恋人となんとしても過ごす週末 Your Favorite どうしても心が踊る細さやうるささが 先生になってしまったら ドアから出て公園へ わたしの人生で夜更けと網タイツといえば きみだけじゅうぶん おおげさでなく きみの好きなロックンロールを ひとりで見ているよ 瞳と瞳に映る星が同じだった頃を だめもとで思い出す 瞳と瞳のあいだに トンネルがありますように この景色をそのまま さかさまに映し出すような 集めて写し取るような 気のせいと素通りされても まあいいかとも思える きみの好きなロックンロールを ひとりで見ているよ 今は好きじゃないなんてこと とても考えにくい | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子・岡田拓郎・香田悠真 | 息も詰まる夏 天井まで届きそうな背 目の耳のおかしくなる できそうでできないダンス できそうでできないウェーブ これはなんの香り 長い白い中指 きみの好きなロックンロールを ひとりで見ているよ 瞳と瞳に映る星が同じだった頃を だめもとで思い出す 瞳と瞳のあいだに トンネルがありますように 今は好きじゃないとしても 東に流れる雲を眺めながら バスに乗って山のふもとまで行くこと Your Favorite 誰からの誘いがあっても 忙しい恋人となんとしても過ごす週末 Your Favorite どうしても心が踊る細さやうるささが 先生になってしまったら ドアから出て公園へ わたしの人生で夜更けと網タイツといえば きみだけじゅうぶん おおげさでなく きみの好きなロックンロールを ひとりで見ているよ 瞳と瞳に映る星が同じだった頃を だめもとで思い出す 瞳と瞳のあいだに トンネルがありますように この景色をそのまま さかさまに映し出すような 集めて写し取るような 気のせいと素通りされても まあいいかとも思える きみの好きなロックンロールを ひとりで見ているよ 今は好きじゃないなんてこと とても考えにくい |
夕日大人子どもおじいちゃんおばあちゃん孫 なにもかも渡って行く道路 思わぬとこに猿の置物 へー、みゆきも住んでたんだ こんなとこで出来るのお勉強 酸素炭素水素窒素空虚 知る人ぞ知る歯医者の窓 へー、なおみも住んでたんだ どこで適当に聴いても泣けてた曲 レコード買って聴いてそうじゃなくても宝物 疲れたからお茶でもどう? お酒でもぜひどうぞどうぞ そのついでに夢を話すと 海も川も土も全部欲しいよう 奥が想像できない顔だけみたいなマンション へー、ここにきょうこも住んでたんだ 夕日のこと話したいけど 話すことが無いの不思議と こんなところに住んだらベランダで告白しよう へー、ここにあゆみも住んでたんだ | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | | 大人子どもおじいちゃんおばあちゃん孫 なにもかも渡って行く道路 思わぬとこに猿の置物 へー、みゆきも住んでたんだ こんなとこで出来るのお勉強 酸素炭素水素窒素空虚 知る人ぞ知る歯医者の窓 へー、なおみも住んでたんだ どこで適当に聴いても泣けてた曲 レコード買って聴いてそうじゃなくても宝物 疲れたからお茶でもどう? お酒でもぜひどうぞどうぞ そのついでに夢を話すと 海も川も土も全部欲しいよう 奥が想像できない顔だけみたいなマンション へー、ここにきょうこも住んでたんだ 夕日のこと話したいけど 話すことが無いの不思議と こんなところに住んだらベランダで告白しよう へー、ここにあゆみも住んでたんだ |
ゆべし先輩ゆべし先輩 もう忘れてしまいましたか先輩 白い肌 ゆべし先輩 春が来ても冬が来ても先輩 黒い肌 陸上部に入って ハードル飛び越えて もう後ろも振り向かない ゆべし先輩 ゆべし先輩 もう指でぷにぷにできないの ゆべし先輩 岡山に来たらふと思い出す先輩 白い肌 ゆべし先輩 ラケットが風を横切る先輩 黒い肌 ゆべし先輩 ひとりだけ球がおそいよ先輩 黒い肌 テニス部に入り直して 土にまみれてるうちに 過ぎ去っていく青春 ゆべし先輩 ゆべし先輩 もう外で運動もしないから ゆべし先輩 春が来たらお別れですね先輩 社会人 ゆべし先輩 残業終わり街をとぼとぼ 先輩 先輩 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 岸田繁 | ゆべし先輩 もう忘れてしまいましたか先輩 白い肌 ゆべし先輩 春が来ても冬が来ても先輩 黒い肌 陸上部に入って ハードル飛び越えて もう後ろも振り向かない ゆべし先輩 ゆべし先輩 もう指でぷにぷにできないの ゆべし先輩 岡山に来たらふと思い出す先輩 白い肌 ゆべし先輩 ラケットが風を横切る先輩 黒い肌 ゆべし先輩 ひとりだけ球がおそいよ先輩 黒い肌 テニス部に入り直して 土にまみれてるうちに 過ぎ去っていく青春 ゆべし先輩 ゆべし先輩 もう外で運動もしないから ゆべし先輩 春が来たらお別れですね先輩 社会人 ゆべし先輩 残業終わり街をとぼとぼ 先輩 先輩 |
ようこそようこそ よく来たねここへ 岩だのなんだの乗り越え 周りの反対も押し切って 高速も通ってなくて電車も週に1本2本 ロイホにもスシローにも一苦労 スナックは街にひとつ ひとりぼっちのふりしてたけれど そんなことはただの一度もなかったんだけど ようこそ!言ってみたかったんだ今日こそ ようこそ!言ってみたかったんだ今日こそ ようこそ 早く入りなよ家に 風呂場のシャンプーリンスどれでも 冷蔵庫の中こっち麦茶 こっちそば茶まぎらわしい色 毛虫がたまに降ってくるけど 悪さしないからよけといて 言ってなかったけどこちら 一緒に暮らしている人 ひとりぼっちのふりしてたけれど そんなことはただの一度もなかったんだけど ようこそ!言ってみたかったんだ今日こそ ようこそ!やってみたかったんだ今日こそ ようこそ!言ってみたかったんだ今日こそ ようこそ!やってみたかったんだ今日こそ ようこそ | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | | ようこそ よく来たねここへ 岩だのなんだの乗り越え 周りの反対も押し切って 高速も通ってなくて電車も週に1本2本 ロイホにもスシローにも一苦労 スナックは街にひとつ ひとりぼっちのふりしてたけれど そんなことはただの一度もなかったんだけど ようこそ!言ってみたかったんだ今日こそ ようこそ!言ってみたかったんだ今日こそ ようこそ 早く入りなよ家に 風呂場のシャンプーリンスどれでも 冷蔵庫の中こっち麦茶 こっちそば茶まぎらわしい色 毛虫がたまに降ってくるけど 悪さしないからよけといて 言ってなかったけどこちら 一緒に暮らしている人 ひとりぼっちのふりしてたけれど そんなことはただの一度もなかったんだけど ようこそ!言ってみたかったんだ今日こそ ようこそ!やってみたかったんだ今日こそ ようこそ!言ってみたかったんだ今日こそ ようこそ!やってみたかったんだ今日こそ ようこそ |
ラッキーカラーいつも夜が遅いふたりのため喫茶店をつくろう 歩いて行けて歩いて帰れるところにつくろう 雪で止まった電車の窓に遮られ消えるためいき 今日の終わりをなぐさめる火曜定休の店を 君の悩みは聞けば聞くほど仕方がない いつか死んじゃったらどうしようって ラッキーカラーの深いイスにもたれて 黒い水をすする さっきから目が合わないね 今日のラッキーカラーの深い海にのまれて 身動きの取れないすーすーしてるくちびる 面白いことだけ好きなあなたのために ある日突然空っぽになった部屋をどうぞ 壁が倒れて急に野原の真ん中聴く強いざわめき 裸のままで寝たらしいあなたの凍えて光る腕 これは神様の捨てちゃいけない落としもの どこでそんな風に思ったっけ 淡々とした愛がわからなくなって すぐに地図を見てる いくつも灯台があるね 今日のさっきまでが急になつかしくなって 気づくなら気づくようにぶるぶるぶるしている目 なにも悟らないで なにも承知しないで かばんを開けたのや上着を羽織るのや 席を立つのも意味なんてないよ ラッキーカラー・ラ ラッキーカラー・ラ ラッキーカラーは黄色とオレンジ 急に離れることのできないふたりのために 毎日少しずつ広がる岸辺と岸辺に住み いつか橋をつくろう | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | | いつも夜が遅いふたりのため喫茶店をつくろう 歩いて行けて歩いて帰れるところにつくろう 雪で止まった電車の窓に遮られ消えるためいき 今日の終わりをなぐさめる火曜定休の店を 君の悩みは聞けば聞くほど仕方がない いつか死んじゃったらどうしようって ラッキーカラーの深いイスにもたれて 黒い水をすする さっきから目が合わないね 今日のラッキーカラーの深い海にのまれて 身動きの取れないすーすーしてるくちびる 面白いことだけ好きなあなたのために ある日突然空っぽになった部屋をどうぞ 壁が倒れて急に野原の真ん中聴く強いざわめき 裸のままで寝たらしいあなたの凍えて光る腕 これは神様の捨てちゃいけない落としもの どこでそんな風に思ったっけ 淡々とした愛がわからなくなって すぐに地図を見てる いくつも灯台があるね 今日のさっきまでが急になつかしくなって 気づくなら気づくようにぶるぶるぶるしている目 なにも悟らないで なにも承知しないで かばんを開けたのや上着を羽織るのや 席を立つのも意味なんてないよ ラッキーカラー・ラ ラッキーカラー・ラ ラッキーカラーは黄色とオレンジ 急に離れることのできないふたりのために 毎日少しずつ広がる岸辺と岸辺に住み いつか橋をつくろう |
リスが来たぼくは好きな人の名前が どうしても思い出せない ここまで出かかっているのに ノドの方まで出ているのに リスが来る リスが来る ずいぶん平たくなったな きみはどこか理不尽で いつもいつも不可思議で ぼくは部屋のあかりをまるで 朝まで消せはしないんだ ぼくはずっと覚えてる きみはみんな忘れてる なんだかうまく言えないけど そろそろたぶんお別れだ リスが来る リスが来る 今日もすごく怒ってる? こどもの頃から手癖が悪い 欲しいものはなんでも盗む 別に食べたくもないけれど 変な顔になるばかり リスが来る リスが来る ひどい悪口を言いながら リス リス リス リス リース リス リス リス リス リス リース リス ダイエットしながら 太ってんじゃねー!! | 柴田聡子 | 山本精一 | 柴田聡子 | 山本精一 | ぼくは好きな人の名前が どうしても思い出せない ここまで出かかっているのに ノドの方まで出ているのに リスが来る リスが来る ずいぶん平たくなったな きみはどこか理不尽で いつもいつも不可思議で ぼくは部屋のあかりをまるで 朝まで消せはしないんだ ぼくはずっと覚えてる きみはみんな忘れてる なんだかうまく言えないけど そろそろたぶんお別れだ リスが来る リスが来る 今日もすごく怒ってる? こどもの頃から手癖が悪い 欲しいものはなんでも盗む 別に食べたくもないけれど 変な顔になるばかり リスが来る リスが来る ひどい悪口を言いながら リス リス リス リス リース リス リス リス リス リス リース リス ダイエットしながら 太ってんじゃねー!! |
旅行飛び跳ねようね防波堤の上で ぎりぎりになってぎょっとしてほっとしようね 肩組み合って割れる波を見ようね どっちかがどっちか落っことそうとしてみたりね 長く感じるな道 道 道 さっきのは嘘 嘘だったんだってば 帰りたいでしょ だけど帰れないんだよ うっすら気づいてるけど それでも来たでしょ 話したいこと話そう 思いつくまま話そう 全部話せなくても良いし どっちかがさらけ出したらどっちかがさっと冷めて そうしたら戸惑いからだんだんと勇気になって どっちかはちゃんと食べてどっちかはそうでもなくて そうしたらやっぱここはだんだんとトマトジュース 怪しい門をくぐるくらいならいっそ 引き止めたいけどようやくのってきてるよ散歩 どこまで歩くの暗い中をずっと とりあえず前に足を出していたらいいよ 見て!「世界はーつ」だって!なんで? 違うよ!「はーつ」じゃなくて 「世界は一つ」だよ できることなら転げまわりたいかも よろこびにまかせて 終わりがあるなら 次もあるけどそうも思えないような 浮き輪で浮いていても戦々恐々なんだよ 観光地の手すり 売店 着ぐるみ 旅館で聴くサンバ ボサノヴァ 一瞬だけ月 星を見上げないで コンビニの前で 暇だったって怒って こんなとこに来てまで 帰らないなら帰らないままでも 言い訳もできそうなずっとひどい雨 恐くなったらくっついて名前呼び合おう うるさくて夢も覚めそうな夢を見ているのに気付いた? 気付いた? 今は牧場を走っているのに気付いた? 気付いた? | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | | 飛び跳ねようね防波堤の上で ぎりぎりになってぎょっとしてほっとしようね 肩組み合って割れる波を見ようね どっちかがどっちか落っことそうとしてみたりね 長く感じるな道 道 道 さっきのは嘘 嘘だったんだってば 帰りたいでしょ だけど帰れないんだよ うっすら気づいてるけど それでも来たでしょ 話したいこと話そう 思いつくまま話そう 全部話せなくても良いし どっちかがさらけ出したらどっちかがさっと冷めて そうしたら戸惑いからだんだんと勇気になって どっちかはちゃんと食べてどっちかはそうでもなくて そうしたらやっぱここはだんだんとトマトジュース 怪しい門をくぐるくらいならいっそ 引き止めたいけどようやくのってきてるよ散歩 どこまで歩くの暗い中をずっと とりあえず前に足を出していたらいいよ 見て!「世界はーつ」だって!なんで? 違うよ!「はーつ」じゃなくて 「世界は一つ」だよ できることなら転げまわりたいかも よろこびにまかせて 終わりがあるなら 次もあるけどそうも思えないような 浮き輪で浮いていても戦々恐々なんだよ 観光地の手すり 売店 着ぐるみ 旅館で聴くサンバ ボサノヴァ 一瞬だけ月 星を見上げないで コンビニの前で 暇だったって怒って こんなとこに来てまで 帰らないなら帰らないままでも 言い訳もできそうなずっとひどい雨 恐くなったらくっついて名前呼び合おう うるさくて夢も覚めそうな夢を見ているのに気付いた? 気付いた? 今は牧場を走っているのに気付いた? 気付いた? |
Reebokこうしてるのもよして ラテでも買いに出ようよ 投げ出した右足で空中に描く丸 着替えない服を見てもう何日だろう いまにも雨が降りそう むこうの空もにび色 この部屋を見渡しても 傘以外しかない のけぞって笑う かわいた喉がせきこむ 背中から巻きついて かたにあごを置いて 犬のまねをしたら泣き出した 信号が変わったら かんたんに腕をほどいて 踊るように雨のなかを 光も影も連れずはじけ飛んで きみが笑えば笑うような つまらないわたしで居させて 思ったよりも降るね びしょ濡れのパーカー冷たい 雷で聴こえない 氷を口に転がして いい匂い なんの木? 割れた香水瓶 染みないの?その白のReebok そこそこ濡れてて不快 犬をなでてたら泣き出した いいかげんに買ったひとつの傘に寄り添い そんな必要もないほど つよく抱きついてくすぐる どこに行こうか? きみの行くところに行くような つまらないわたしで居させて | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子・岡田拓郎 | こうしてるのもよして ラテでも買いに出ようよ 投げ出した右足で空中に描く丸 着替えない服を見てもう何日だろう いまにも雨が降りそう むこうの空もにび色 この部屋を見渡しても 傘以外しかない のけぞって笑う かわいた喉がせきこむ 背中から巻きついて かたにあごを置いて 犬のまねをしたら泣き出した 信号が変わったら かんたんに腕をほどいて 踊るように雨のなかを 光も影も連れずはじけ飛んで きみが笑えば笑うような つまらないわたしで居させて 思ったよりも降るね びしょ濡れのパーカー冷たい 雷で聴こえない 氷を口に転がして いい匂い なんの木? 割れた香水瓶 染みないの?その白のReebok そこそこ濡れてて不快 犬をなでてたら泣き出した いいかげんに買ったひとつの傘に寄り添い そんな必要もないほど つよく抱きついてくすぐる どこに行こうか? きみの行くところに行くような つまらないわたしで居させて |
わかっているのにふたりで読めない手紙送り合ってため息ついて パンパンパンパン パパパパパパパン パパパパパパパン パンパンパンパン パパパパパパパン パパパパパパパン わからない言葉をわかろうとしてため息ついて パンパンパンパン パパパパパパパン パパパパパパパン パンパンパンパン パパパパパパパン パパパパパパパン こんなに泣いて耳鳴り 鼻水ズルズル止まらないのに きっとかみさまほとけさまには 目も耳も鼻もついてないんだ 読ませる気のない手紙送り合ってため息ついて | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | | ふたりで読めない手紙送り合ってため息ついて パンパンパンパン パパパパパパパン パパパパパパパン パンパンパンパン パパパパパパパン パパパパパパパン わからない言葉をわかろうとしてため息ついて パンパンパンパン パパパパパパパン パパパパパパパン パンパンパンパン パパパパパパパン パパパパパパパン こんなに泣いて耳鳴り 鼻水ズルズル止まらないのに きっとかみさまほとけさまには 目も耳も鼻もついてないんだ 読ませる気のない手紙送り合ってため息ついて |
忘れたいしみのあるカーテン しおれてるサボテンたおれてる そとのあかりは100点満点 軽々持ち上げる黒いバイク すすきむせび泣く公園 口をきかないで立つ街路樹 タイヤには切られた跡が四つ 踏切が開くのをじっと待つ 忘れたいことを忘れても 忘れられないことを忘れても 忘れても忘れても まだまだまだまだ忘れたい しずかに閉まるドア 枯れたら愛を失くす窓辺に 最初から枯れたように咲く もう枯れてしまった白い花 おしゃれなコーヒーカップ もらいものだけで生きてる興奮 神様指差しわらっている もっともっと笑ってよ もっともっともっと 忘れたいことを忘れても 忘れられないことを忘れても 忘れても忘れても まだまだまだまだ忘れたい 忘れたいことを忘れても 忘れられないことを忘れても 忘れても忘れても まだまだまだまだ忘れたい | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | | しみのあるカーテン しおれてるサボテンたおれてる そとのあかりは100点満点 軽々持ち上げる黒いバイク すすきむせび泣く公園 口をきかないで立つ街路樹 タイヤには切られた跡が四つ 踏切が開くのをじっと待つ 忘れたいことを忘れても 忘れられないことを忘れても 忘れても忘れても まだまだまだまだ忘れたい しずかに閉まるドア 枯れたら愛を失くす窓辺に 最初から枯れたように咲く もう枯れてしまった白い花 おしゃれなコーヒーカップ もらいものだけで生きてる興奮 神様指差しわらっている もっともっと笑ってよ もっともっともっと 忘れたいことを忘れても 忘れられないことを忘れても 忘れても忘れても まだまだまだまだ忘れたい 忘れたいことを忘れても 忘れられないことを忘れても 忘れても忘れても まだまだまだまだ忘れたい |
ワンコロメーター2丁目の吉田さんのとこのワンコのことだけど こないだの祭りの日の夜に迷子になってからというもの 呼べど叫べど探せど出てこないよ どこいったの? なにあったの? まるで葬式吉田さんち ワンコロメーター ワンコロメーター おしえてワンコロメーター あの子のとこまで何メーター? なぞめいた番犬レーダー ワンコロメーター ワンコロメーター おしえてワンコロメーター あの子のとこまで何メーター? なぞめいた番犬レーダー ヒマラヤの奥地のテレビ番組中継の アナウンサーのうしろを通り過ぎようとするこども 満点の笑顔 めずらしいもの見てみたいよ そろそろ帰ろうとしてるその子が連れてるワンコが ここにワンコがいるぞ 吉田さんちの吉田さんちの ここにワンコがいるぞ きみのワンコがいるぞ ワンコロメーター ワンコロメーター おしえてワンコロメーター あの子のとこまで何メーター? 3684キロキロメーター ワンコロメーター ワンコロメーター おしえてワンコロメーター あの子のとこまで何メーター? 3684キロキロメーター 遠すぎるよちょっと遠すぎるよ 時が過ぎると人になつくよ 遠すぎるよちょっと遠すぎるよ 時が過ぎると人になつくよ ワンコロリン ワンコロリン コロリン ワンワン コロリン ワンコロリンワン ワンコロリン ワンコロリン コロリン ワンワン コロリン ワンコロリンワン ワンコロリン ワンコロリン コロリン ワンワン コロリン ワンコロリンワン ワンコロリン ワンコロリン コロリン ワンワン コロリン ワンコロリンワン 2丁目の吉田さんのとこのワンコのことだけど こないだの祭りの日の夜に迷子になってからというもの 呼べど叫べど探せど出てこないよ どこいったの? なにあったの? まるで葬式吉田さんち ここにワンコがいるぞ 吉田さんちの吉田さんちの ここにワンコがいるぞ きみのワンコがいるぞ ここにワンコがいるぞ 吉田さんちの吉田さんちの ここにワンコがいるぞ きみのワンコがいるぞ ワンコロメーター ワンコロメーター おしえてワンコロメーター あの子のとこまで何メーター? なぞめいた番犬レーダー ワンコロメーター ワンコロメーター おしえてワンコロメーター あの子のとこまで何メーター? なぞめいた番犬レーダー ワンコロメーター ワンコロメーター おしえてワンコロメーター あの子のとこまで何メーター? なぞめいた番犬レーダー ワンコロメーター ワンコロメーター おしえてワンコロメーター あの子のとこまで何メーター? なぞめいた番犬レーダー アア~(アア~) アア~(アア~) アア~(アア~) アア~(アア~) アア~(アア~) アア~(アア~) アア~(アア~) アア~(アア~) ワン! | 柴田聡子 | 柴田聡子 | 柴田聡子 | | 2丁目の吉田さんのとこのワンコのことだけど こないだの祭りの日の夜に迷子になってからというもの 呼べど叫べど探せど出てこないよ どこいったの? なにあったの? まるで葬式吉田さんち ワンコロメーター ワンコロメーター おしえてワンコロメーター あの子のとこまで何メーター? なぞめいた番犬レーダー ワンコロメーター ワンコロメーター おしえてワンコロメーター あの子のとこまで何メーター? なぞめいた番犬レーダー ヒマラヤの奥地のテレビ番組中継の アナウンサーのうしろを通り過ぎようとするこども 満点の笑顔 めずらしいもの見てみたいよ そろそろ帰ろうとしてるその子が連れてるワンコが ここにワンコがいるぞ 吉田さんちの吉田さんちの ここにワンコがいるぞ きみのワンコがいるぞ ワンコロメーター ワンコロメーター おしえてワンコロメーター あの子のとこまで何メーター? 3684キロキロメーター ワンコロメーター ワンコロメーター おしえてワンコロメーター あの子のとこまで何メーター? 3684キロキロメーター 遠すぎるよちょっと遠すぎるよ 時が過ぎると人になつくよ 遠すぎるよちょっと遠すぎるよ 時が過ぎると人になつくよ ワンコロリン ワンコロリン コロリン ワンワン コロリン ワンコロリンワン ワンコロリン ワンコロリン コロリン ワンワン コロリン ワンコロリンワン ワンコロリン ワンコロリン コロリン ワンワン コロリン ワンコロリンワン ワンコロリン ワンコロリン コロリン ワンワン コロリン ワンコロリンワン 2丁目の吉田さんのとこのワンコのことだけど こないだの祭りの日の夜に迷子になってからというもの 呼べど叫べど探せど出てこないよ どこいったの? なにあったの? まるで葬式吉田さんち ここにワンコがいるぞ 吉田さんちの吉田さんちの ここにワンコがいるぞ きみのワンコがいるぞ ここにワンコがいるぞ 吉田さんちの吉田さんちの ここにワンコがいるぞ きみのワンコがいるぞ ワンコロメーター ワンコロメーター おしえてワンコロメーター あの子のとこまで何メーター? なぞめいた番犬レーダー ワンコロメーター ワンコロメーター おしえてワンコロメーター あの子のとこまで何メーター? なぞめいた番犬レーダー ワンコロメーター ワンコロメーター おしえてワンコロメーター あの子のとこまで何メーター? なぞめいた番犬レーダー ワンコロメーター ワンコロメーター おしえてワンコロメーター あの子のとこまで何メーター? なぞめいた番犬レーダー アア~(アア~) アア~(アア~) アア~(アア~) アア~(アア~) アア~(アア~) アア~(アア~) アア~(アア~) アア~(アア~) ワン! |